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side.桃
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テストまであと5日。
遅刻ギリギリで教室に入ってきた大毅を見て、体調最悪なんやと一瞬で分かった。
大毅、いちごみるくすら持ってない。
クラスのみんなが心配そうに大毅に目を向ける。
桃「大毅…」
けど、それにも気付かへんほどに本人に余裕はなさそうやった。
桃「大毅 、」
赤「……」
1時間目が始まる前の休み時間。
来た時と全く同じ格好で机に突っ伏しとる大毅。
もちろん、ブレザーも着たまんま。
桃「次、英表。 教科書取ってこよか？」
一瞬だけ顔を上げて、こくんっと頷いた。
けど、ロッカーから教科書とノートを取って戻ってくると
桃「あれ…？」
教室に大毅の姿はなかった。
椅子の上にはぐちゃぐちゃに丸められたブランケット。
それが大毅の体調の悪さを物語っているような気がして。
桃「…」
なんだか、胸がざわついた。
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作者名：モム
| 作成日時：2024年1月9日 0時
