・ ページ22
side.赤
_
甘い目覚めとは程遠い目覚め。
赤「… 寒、」
雪が降る夢を見た。
何故だか、隣には望がおって。
赤「はぁー……」
… なんでかな。
朝の4:30。
頭は重たいけれど、二度寝は出来そうになくて仕方なくリビングに向かった。
赤「うぅ、寒…」
暖房はタイマーにしておいたけど、まだ全然起きる時間やなかったから付いてすらいない。
赤「はぁっ… 、」
ソファーに蹲るように座ってストーブの火力をMAXにした。
電気代とか気にしてる場合やない、健康第一やから。
赤「…… ふぅ、」
ようやく身体が温まってきた。
そろそろ動けそう。
今日は朝から糖分欲しいかも。
でも白湯の方が… 健康にはええかな？
家におる時くらい、身体優先するか。
糖分はいちごみるくで摂取すればええ。
まだ頭が起きてないのか、怠い身体に鞭打って白湯を作りに行く。
と、
" ギュゥゥ… "
一瞬、お腹に鈍い痛みが走った。
赤「っあ 、」
一気に汗が噴き出す。
昨日、姉ちゃんとごはん行った。
あと姉ちゃんの旦那さんと。
体調が良い訳やなかったけど。
でもさぁ、前に誘われた時も体調悪くて断ってもうたから。
姉ちゃんは割と早くに結婚したんやけど、旦那さんもめちゃめちゃ良い人で俺にも良くしてくれて。
全く気を遣わないと言ったら嘘になるけど。
でも昨日は楽しかった。
中華やったんやけどね、やから色んな料理が辛かったんやけども。
ほら、
赤「ふー… 大丈夫 、」
身体のことばっかり気にするのも疲れるやん？
(next)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モム
| 作成日時：2024年1月9日 0時
