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side.赤
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神ちゃんが振り付けを考えてくれた曲。
分かってる、
グループとして新しい魅せ方をイメージしたとは言ってるけど、ほんまは俺のために振りを変更してくれたこと。
妥協なんて絶対したくなかったやろうに。
なんも言ってこうへんから詳しくはよう分からへんけどね。
俺がたまたま変更前の振りの映像を見てもうただけで。
そんな色んなことを考えながら、ステージの上に立ち続ける。
赤「っ…」
目の前がクラクラして。
次の曲の前に水、飲みたかったんやけど。
自分がモタモタ歩いとったせいでタイミング逃がした。
赤「あぁ……」
次飲めそうなタイミングどこやろ。
乱れそうな呼吸を必死に整えながら、回らない頭をフル回転。
そしたら、
赤「ぁ………」
淳太が振り向きざまにペットボトル、渡してくれた。
俺のこと、ちゃんと見ててくれたんやって
また、嬉しくなった。
考えてみれば、
今回の構成は絶対に俺が1人にならないように作られている。
誰かしら、俺と一緒に移動してくれている。
赤「……」
あぁ、そういえば
まだ神ちゃんとだけ上手く絡めてへんなぁ。
大丈夫かな、
大丈夫やろうけど。
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作者名：モム
| 作成日時：2022年9月25日 18時
