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side.赤
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赤「んっ…」
薄暗い部屋の中で、段々と意識が鮮明になってくる。
近くにあったスマホで時間を確認すればまだ早朝の5時21分で。
また変な時間に目が覚めてしまったと、少し落ち込んだ。
赤「… ぅ 、」
ぎゅーっと締め付けられるようなお腹の痛み。
あぁ。
これか。
赤「…… ッ、！」
起き上がって、目眩がして動けなくなる。
なんとかベッドから降りるも、足元がフラついてまたしゃがみ込む。
変にお腹に力が入ってもうて、トイレはもうすぐそこにあるのに。
赤「っ痛…… ぁあ 、」
グピグピ嫌な音を鳴らし続けるお腹。
栄養も、何もかも受け付けてくれない。
赤「はぁっ…… ぁ、あっ」
トイレに座った瞬間にビービーと水が溢れ出す。
耐え難い腹痛と激しい便意。
おさまらない、
なおらない。
赤「うぅ…っ！」
全然治らない。
全くお腹に力を入れていないのに勝手に出て行く。
赤「……」
出たり止まったりを繰り返すこと、約1時間半。
やっとトイレから出られた頃にはもう外は完全に明るくなっていた。
何度目か分からない、病室で迎える朝。
赤「… っ、痛 ……」
今日はどんな1日になるんやろう。
楽しいことなんて、
何もなさそうやけど。
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作者名：モム
| 作成日時：2022年9月25日 18時
