story of love １１

sickly sweet（いちご） ページ1

※ ついったの方で皆さまに協力していただいたアンケートの結果が出ましたので「いちごみるくシリーズ(桃赤＋学パロ)」これからちょこちょこ書いていきます。よろしくお願いいたします。



side.桃
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桃「…… 眠い、眠い 、 眠い」







人を地獄の底に突き落とすような音が耳元で鳴り響く。




この軽快な音がまた腹立つんよね。





朝の目覚ましのアラーム。




桃「……」






嫌い。











桃「あー…」





鏡に映った自分があまりにも不機嫌MAXで、自分でちょっと笑ってもうた。




昨日の夜、お風呂上がりにちゃんと丁寧に髪を乾かしたおかげで寝癖はそこまでやったのが唯一の救いやったけど。







染めたばかりのミルクティーアッシュ。 暗め。





桃「… ええやん、俺」






うん、似合ってると思う。 かなり。











うちの高校はそういうの、割と自由。





それなりに偏差値もええけど、金髪とか赤髪とか色んなのがおんの。







やからさ、




桃「… 今日は来るかなぁ 、」







あいつ、目立つんよ。





クラスの中で1人だけ、黒髪やから。



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