どうせ愛なんて

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side.緑
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昔からずっと一緒にいた。





大毅とは幼なじみやったし、小中高もずっと同じやったから大毅の隣に俺がおるのは当たり前のことで。




何でか知らんけど






大学生になっても、大人になっても、大毅の隣におる未来がずっと見えてた。









やから親の反対を押し切って、大学までも大毅と同じ所に決めた。





大毅より勉強の出来た俺にとって、それはとても簡単なことで。






お互いに上京するからシェアハウスもええかなって俺は思ってたんやけど、大毅は一人暮らしがしたかったみたい。




やから俺は、大毅の家からそこそこ距離のある場所のアパートを借りることにした。









大毅には嫌われたくないから。







きっと、大毅には俺しかいない。




俺にも大毅しかいない。






そりゃあ、友達は他にもおるけどさ。





なんか分かるやろ？








友達以上っていうか。





たくさんいる友達の中の1人とは思えへんくらい、








特別な存在。




やけどある日、









緑「……」






そんな大毅に、恋人が出来た。

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