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side.赤
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肉体的な死より、精神的な死が先に来る。





それがこの病気の特徴。








赤「…」





どうする。




どうすればいい？








直にパソコンもスマホも使えなくなる。





身の回りのことも出来なくなる。






日常生活すらろくに送れない俺が、仕事を続けられるとは思えない。






それでも、








赤「俺……っ 、」






仕事してたい。





みんなと一緒におりたい。









薄暗い部屋の中。






どうやって病院から帰ってきたのか、何も記憶がない。







今日この後、何も仕事入ってへんくてよかった。





どんな顔してたらええのか分からへんもん。









神ちゃんからは何の連絡もない。





きっと神ちゃんのことやから気を遣ってくれてるんやろうけど。









やけど、明日は。






ちゃんとみんなに言わなね。







治療してどうにかなる問題やないし、俺1人の問題でもない。









赤「…しげおか 、だいき。 ……1992年8月26日生まれ。 おとめ座。 …A型」







試しに呟いた声は想像以上に小さくて、









赤「っ… ちゃんと全部覚えてんのになぁ…っ 、」






無駄に広く感じる部屋の中に消えていった。

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