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side.緑
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赤「…」






結局、しげと連絡が取れたのは集合時間から2時間後やった。





オフや思て、イヤフォン付けながらパソコンで作業してたらしい。






電話にも気付かへんわけや。









しげのマネさんはまだしげの病気のことを知らへんかったから事情を説明して、一緒に病院まで来てもらった。






メンバー7人と、マネさんと。









病院で聞いた話は流星が言うてた通り、どれも残酷で。







これは現実なんか、





何度も何度もそう考えて








でも結局、答えはいつも同じで。









病院からの帰り道。






車内は息をするのも嫌になるほど、静かやった。








苦しかった、 悔しかった。






しげの、 俺らの運命がこんなんやったことが。







もうどうすることも出来ひんことが。








苦しくて、 悔しくて仕方がなかった。









赤「なぁ… みんなええかな？」





やのに、しげは








赤「あ、みんな俺の家で降ろして」


黄「え…？ しげ？」






しげはなんでこない強いんやろう。









赤「俺の話 、みんなに聞いてほしくて」





いや、強いわけやないのかも。








橙「…家、でええん？」


赤「うん。 本邦初公開や」






きっと、強くありたいというしげの思いが









桃「…俺、行きたない」


赤「小瀧…」


桃「俺っ 、昔からずっとしげの家行きたいって思ってたけどっ… やけど、こんな形で行くことになるんやったら…っ 、一生行かん方がよかった…っ！！」








彼を強そうに見せてるだけなのかもしれへんね。

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