cosmetic!! ２

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side.桃
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しげこに会った瞬間、撃沈した。




だってしげこ、真っ白なんだもん。






そしたら私のこと「貫禄ある」とか言うし、もうなんなの…









橙「あ、こたことしげこ！ おはよー！」





教室に入ればもうみんな勢揃い。






…うっわ、ともこも真っ白。









赤「…きりことはまこ、焼けすぎじゃない？」


青「そうなの！ 私、今年の夏ずっと海行ってたからみんなの中で1番黒くなってる自信あったのに」


橙「しげこが白すぎるのよ！！」


紫「この黒さは釣り師の勲章よ！！」





わいわい騒ぎ始めるみんな。






夏休みが明けても、なんにも変わってない。








黄「私なんて人より焼けやすいからすごい気を遣ってたのに、何よこの3人」





じゅんこが不貞腐れながら指さしたのは、




しげこと、ともこと、私。









青「いや、この3人論外でしょ」


紫「…夏休み、1歩も外出なかったの？」


緑「普通に出てたし、私は人並みに日焼け止め塗ってただけだよ」


赤「うん、私も」


桃「…あんた達はほんと、全私を敵に回すよね」


緑「えっ」


赤「なんかこたこ、朝から怒ってるの」


青「こたこ、自分は死に物狂いで日焼け対策してたのに、普通の対策しかしてこなかったこの2人が真っ白なのが気にくわないんでしょ？」







う…… 流石ふじこ。




全部見抜かれてる。








赤「そういうこと？」


黄「…この2人、完全に巻き込み事故じゃない」


緑「私はともかく、しげこが可哀想」


桃「えー？ でもしげこはいっつも付き合ってくれるよ？」


赤「え、何に？」


桃「私のテンション」


赤「あー、うん」





もはや呆れ気味に頬杖ついてるしげこは、ほんっとうに可愛い。







どんな風に生活してたらそんなナチュラルに可愛くなれるんだろう。






しげこが可愛い秘密を探るためにもはや、しげこと同棲したいんだけど。



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