癒えないなんて言えない。２ ページ6
side.赤
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何も考えないまんま、時間だけが過ぎていく。
はまちゃんとの関係も、だらだらと続けたまんま。
何も変わらない。
紫「大毅？ なに難しい顔してるん？」
ひょこっとはまちゃんが顔を覗き込んでくる。
それが少しだけおかしくて、ちょっと笑ってしまった。
紫「もお、なに笑ってんねん」
赤「ふふ 、 はまちゃんやなぁー… 思て」
紫「せやでー、はまちゃんやでー」
少し間抜けな口調で言うはまちゃんに、さらに笑いが込み上げてくる。
こんなに幸せなはずやのに。
赤「んっ… ぅ 、」
突然のキスに頭が追いつかへん。
紫「…大毅が遠くにいってまいそうで、不安なってついキスしてもうた」
そんなはずないのにな、とはまちゃんが笑う。
赤「…」
うん、とか
せやで、なんていう言葉は出てこうへんかった。
紫「大毅、」
赤「…ん？」
紫「ええ？」
はまちゃんの誘いにゆっくり頷くと、優しくベッドに押し倒された。
紫「大切に、するから」
赤「え…？」
俺の問いかけは再び落とされたキスによって、かき消されてしまう。
優しい舌の動きに、どんどん頭の中が蕩けていく。
赤「んっ、 はぁ…っ ！」
優しく触れられて、撫でられて。
赤「はまちゃっ … っも 、だめ…っ」
そして絶頂を迎える直前。
紫「…ん、ええよ」
恥ずかしい声は、はまちゃんからのキスによって消えていった。
頭を撫でられながら、果てた余韻に浸っていると
紫「無理せんでええんやからな」
なんて言われる。
紫「俺は大毅のことが大好きやから。 絶対幸せになってほしいねん」
赤「はまちゃん…」
紫「大毅の好きなように生きてや」
はまちゃんはもう分かってしまっているんやろうか。
これはただの俺の甘えだということ。
自分が傷つくのが怖いから、だなんて。
なんてワガママなんやろう。
自分を守るためだけにはまちゃんを繋ぎ止めているなんて、
もう癒えないなんて、
紫「俺はいつでも大毅の味方やからな」
今はまだ、言えない。
(END)
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駄洒落ネタが思い浮かんだので3連続タイトルを駄洒落にしてしまいました(寒いとか言わない)
ネタに出来そうな駄洒落があったらぜひ教えてください(笑)
獅子舞さんの口の中はイヤ！（桃青×赤）→←癒えないなんて言えない。（紫×赤）
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モム(プロフ) - けーた。さん» えぇ本当ですか…！ 喜んでいただけて光栄です〜（ ; ; ） (2019年10月4日 11時) (
レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - mmさん» リクエストありがとうございます(^｡^) ぜひ書かせて頂きますね！ (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん〜！もう、ビックリしました！お手紙届いていないと思っていたところに黄色さんドッキリのくだり…！驚くと同時に嬉しすぎて興奮です！いつもわがままリクを理想なお話にして下さって本当にありがとうございます。これからも楽しみに読ませて頂きますね(*^^*) (2019年9月19日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - いつも楽しくお話を読ませて頂いております。リクエストをお願いしたいです。kj黄×WEST赤さんの周りから赤さんを防御する黄さんと無意識に愛されまくる赤さんをお願いします。 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 83fc932a31 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん» あー、すみません。結構前に送ったので多分もう見れないと思います；すみません。リクについてだったので…気になさらないでください^^ (2019年9月15日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2019年4月28日 23時
