プリンシパルはいつだって君 9 ページ30
side.桃
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赤「え… ちょ、 どういうこと」
黄「そういうことやで」
橙「とりあえずこっちおいで?」
紫「今日もお疲れさん!」
訳分からん、という感じでしげが入ってくる。
顔色はまだ良くない。
緑「のんちゃんが考えてくれたんやで」
青「しげの誕生日会やってさ」
神ちゃんと流星の言葉で、しげが俺の顔をじーっと見てくる。
赤「…小瀧が考えてくれたん?」
桃「…うん」
赤「嬉しい、ありがと」
しげが少し口角を上げて笑う。
これは本調子やない時の笑い方。
それくらいには、しげのこと分かってる。
赤「……やけど 、」
桃「…」
赤「…ごめん、呑気に飯食ってる場合ちゃうねん」
時が、 止まったのかと思った。
まさか、そんな風に言われるとは思ってなくて。
ずっと忙しかったしげが少しでもリフレッシュしてくれたらええなって思って、ちょっと楽しみたかっただけやのに。
桃「…」
言葉が、 出ない。
別に暴言吐かれたわけやないし、普段の俺ならこんなん言われたってどうってことないはずやのに。
なぜだか。
今のしげの言葉には、酷く傷ついた。
青「なんで?」
嫌な沈黙を破ったのは流星やった。
青「なんで呑気に飯食ってたらあかんの?」
赤「…まだ台本覚えてないねん、昨日も何も出来んかったし」
青「帰って台本覚えるん?」
赤「うん、そのつもりやで」
青「ほんまに?」
赤「…」
青「そんなボロボロの身体で覚えられんの?」
赤「…っ、」
しげが唇を噛み締めて俯く。
青「今帰って家で1人台本覚えようとしたって、どうせ体調悪くて覚えられへんのちゃう? また朝迎えて、やってもうた…って落ち込むだけちゃうの?」
赤「…」
青「そんなんやったら、呑気に飯食ってるほうがええ気もするけど」
俯いたまんまのしげの肩が震えだす。
緑「しげ、」
神ちゃんが優しい声でしげを呼ぶ。
緑「たまには素直になるのも、悪くないと思うで」
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モム(プロフ) - けーた。さん» えぇ本当ですか…! 喜んでいただけて光栄です〜( ; ; ) (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - mmさん» リクエストありがとうございます(^。^) ぜひ書かせて頂きますね! (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん〜!もう、ビックリしました!お手紙届いていないと思っていたところに黄色さんドッキリのくだり…!驚くと同時に嬉しすぎて興奮です!いつもわがままリクを理想なお話にして下さって本当にありがとうございます。これからも楽しみに読ませて頂きますね(*^^*) (2019年9月19日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - いつも楽しくお話を読ませて頂いております。リクエストをお願いしたいです。kj黄×WEST赤さんの周りから赤さんを防御する黄さんと無意識に愛されまくる赤さんをお願いします。 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 83fc932a31 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん» あー、すみません。結構前に送ったので多分もう見れないと思います;すみません。リクについてだったので…気になさらないでください^^ (2019年9月15日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2019年4月28日 23時