まるで高熱のような ８ ページ21
side.緑
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結局あの後、しげちゃんの熱は跳ね上がってもうて俺の気持ちも伝わっているのかすら分からへんまま、力尽きたように眠ってもうたしげちゃん。
そして次の日の朝。
緑「あ… ちょっとは顔色、良うなったね」
俺は勝手にしげちゃんの家に泊まらせてもらってました。
赤「とも… 昨日からずっとおってくれたん？」
髪の毛ボサボサで、ヨレヨレのTシャツ姿で起きてきたしげちゃんに、また少し胸が苦しくなる。
こんなに大好きやのに。
赤「とも、学校は？」
緑「自主休校」
赤「えぇ… なんかごめんな」
緑「仕事休み？」
赤「具合ようなるか分からんかったからさ、休んでもうた」
緑「そっか」
赤「それに、ともと一緒におりたかったし」
はぁ… なんでそない期待させるようなこと言うの？
赤「とも？ どうしたん？」
緑「昨日のこと…」
赤「ん？」
緑「昨日のことなんて、どうせ覚えてへんのやろ…っ？」
そこまで言った時、
緑「んっ…」
しげちゃんの顔が一気に近付いてきたと思ったら、キスされたみたい。
緑「え、うそっ…」
赤「覚えてるで、ちゃんと」
緑「しげちゃん…っ！」
赤「俺と同じくらい、ともの身体熱かったもん」
ぎゅうっと抱きしめられて、しげちゃんの匂いでいっぱいになる。
赤「とも、付き合ってる人おらんの？」
緑「おるわけないやん…っ、」
赤「俺が彼氏でもええ？」
緑「…っ」
赤「あかん？」
緑「いいに決まってるやん…っ！」
夢中でしげちゃんの唇に自分の唇を押し付ける。
赤「もう… まだ朝やのに」
そんな俺をしげちゃんは優しく受け止めてくれる。
赤「俺まだ病み上がりやし…」
とかなんとか言うてる割には、しげちゃんこそ深いキスを仕掛けてくるし。
もう気分も身体もドロッドロ。
赤「とも、昔みたいにまた仲良うしような」
10年越しの恋心は、まるで高熱のように急上昇して
緑「…今度こそ、もう二度と離れへんから」
たぶん、そのまま下がることを一切知らないと思う。
(END)
プリンシパルはいつだって君（All×赤）→←まるで高熱のような ７
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モム(プロフ) - けーた。さん» えぇ本当ですか…！ 喜んでいただけて光栄です〜（ ; ; ） (2019年10月4日 11時) (
レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - mmさん» リクエストありがとうございます(^｡^) ぜひ書かせて頂きますね！ (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん〜！もう、ビックリしました！お手紙届いていないと思っていたところに黄色さんドッキリのくだり…！驚くと同時に嬉しすぎて興奮です！いつもわがままリクを理想なお話にして下さって本当にありがとうございます。これからも楽しみに読ませて頂きますね(*^^*) (2019年9月19日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - いつも楽しくお話を読ませて頂いております。リクエストをお願いしたいです。kj黄×WEST赤さんの周りから赤さんを防御する黄さんと無意識に愛されまくる赤さんをお願いします。 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 83fc932a31 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん» あー、すみません。結構前に送ったので多分もう見れないと思います；すみません。リクについてだったので…気になさらないでください^^ (2019年9月15日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2019年4月28日 23時
