まるで高熱のような ３ ページ16
side.緑
_
緑「やーっと気付いてくれた！」
赤「…ほんまにともなん？ …っう 、」
緑「ほんまにともやで。 それより大丈夫？ 吐きそう？」
赤「……ともが水くれたから大丈夫 、」
俺があげた水をぎゅっと抱きしめながら、眉間にシワ寄せて固く目を瞑ってるしげちゃん。
今日は暑い。
めちゃくちゃ暑い。
梅雨明けっていうのも相まって、とにかく暑い。
こんなとこに1時間以上も座ってたら余計に具合悪くなるに決まってる。
緑「次のやつ乗らへん？」
赤「へっ…」
緑「家どっち方面？」
赤「あ……」
緑「ん？」
なんか言いたげなしげちゃんの顔を覗き込むと「いや…」と口を濁す。
緑「どうしたん？」
赤「いや… 仕事行こう思たんやけど流石にあかんよな 、」
へらーっと笑ったしげちゃんから次々と汗が流れ落ちていく。
緑「あかんに決まってるやろ？！ 家どっち？」
しげちゃんの家はまさかの俺の家の近くっちゃ近くで、最寄り駅は俺の最寄りのいっこ後ろ。
逆になんで今まで会わへんかったんやろって感じ。
さっきは躊躇ってもうたけど、ちゃんと背中をさすってあげながら電車を待つ。
緑「…空いててよかったわぁ、」
電車に乗客は殆どおらんくて余裕で座れた。
まぁ時間も時間やしな。
大量の汗をかいてるしげちゃんの身体を、汗拭きシートで軽く拭いてあげる。
赤「…すーすーして気持ちええ 、 ともお洒落なん持ってるんやねぇ……」
緑「別にお洒落でもなんでもないと思うんやけど…」
本格的にふわふわし始めてきたしげちゃんにタオルを渡してあげて、身体を冷やしすぎないようにする。
緑「寝ててええからね。 駅着いたら起こすから」
赤「ゃ… ちょ、 気分悪すぎて寝られへんかも……」
ふぅふぅ言うてもうてるしげちゃんを心配しながらも、なんとか無事に送り届けることが出来た。
よし、このまんま看病したろ。
って、割と軽い気持ちでしげちゃんの家に上がらせてもらったんやけど
しげちゃんの風邪は想像以上に酷かったみたい。
(next)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モム(プロフ) - けーた。さん» えぇ本当ですか…！ 喜んでいただけて光栄です〜（ ; ; ） (2019年10月4日 11時) (
レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - mmさん» リクエストありがとうございます(^｡^) ぜひ書かせて頂きますね！ (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん〜！もう、ビックリしました！お手紙届いていないと思っていたところに黄色さんドッキリのくだり…！驚くと同時に嬉しすぎて興奮です！いつもわがままリクを理想なお話にして下さって本当にありがとうございます。これからも楽しみに読ませて頂きますね(*^^*) (2019年9月19日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - いつも楽しくお話を読ませて頂いております。リクエストをお願いしたいです。kj黄×WEST赤さんの周りから赤さんを防御する黄さんと無意識に愛されまくる赤さんをお願いします。 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 83fc932a31 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん» あー、すみません。結構前に送ったので多分もう見れないと思います；すみません。リクについてだったので…気になさらないでください^^ (2019年9月15日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モム
| 作成日時：2019年4月28日 23時
