好きな事は好きな子と。２ ページ2
side.青
_
いや、本気やから。
本気で漢方デートするから。
青「大毅、今日の放課後暇やろ？ ちょっと付き合ってや」
赤「…随分と強引やな、まぁええけど」
なんとか約束を取り付けて、一安心の俺。
その後の授業も、なーんも聞かないでひたすら漢方デートの作戦を練ってた。
赤「なにするん？」
で、放課後。
急遽決まった漢方デート。
青「デート」
赤「で、でーと…？」
青「うん。 今から漢方屋さんに行く」
赤「漢方？！」
ぶわっと目を見開いて声を張り上げる大毅。
青「大毅、漢方好きやろ？」
赤「好きやけど…」
青「やんな。 よかった」
赤「よかった、て…」
青「好きな事は好きな子としたいやん？」
赤「なんやそれ、全然面白くない」
青「…」
なんか、今日みんな俺に冷たない？
ちょっと寂しいんやけど。
赤「…… すきなことはすきなこと 、」
青「お、気に入った？」
赤「気に入ってはない」
グサグサと心に突き刺さるようなことを大毅はすぐ言う。
やけど、
青「手、繋いでええ？」
赤「…勝手に繋いだらええやん」
ぷいっと顔は背けるくせにしっかりと手は繋いでくれるあたり、可愛ええとこあるやんっ！って、めちゃくちゃ愛おしくなる。
赤「…そない、手ふにふにさせんといて」
ふにふに 。
青「お願いやから、ふにふにって言わんといて。 可愛すぎて気がおかしくなってまいそう」
ふにふに。 大毅のほっぺをふにふに。
赤「うざい」
青「ごめんって」
結局、漢方屋さんに辿り着くまでに何回も道に迷うし、そもそも遠すぎるし、大毅を散々に振り回してもうた。
青「…ごめんなぁ」
赤「別にええよ。 … 色々考えてくれて嬉しかった」
青「ほんま？」
漢方屋さん改め、漢方カフェで漢方ティーを啜る。
赤「ほんま」
青「ならよかった」
赤「…やっぱ、好きな人と好きな事してる時が1番幸せやね」
青「ちゃうやろ？」
赤「……好きな事は好きな子と。」
青「ん、せーかい」
… 何が正解や、 と毒づく大毅のやわらかーい唇に優しく自分の唇を押し付けた。
(END)
相変わらず愛変わらず。（黄×赤）→←好きな事は好きな子と。（青×赤）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1185人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モム(プロフ) - けーた。さん» えぇ本当ですか…！ 喜んでいただけて光栄です〜（ ; ; ） (2019年10月4日 11時) (
レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - mmさん» リクエストありがとうございます(^｡^) ぜひ書かせて頂きますね！ (2019年10月4日 11時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん〜！もう、ビックリしました！お手紙届いていないと思っていたところに黄色さんドッキリのくだり…！驚くと同時に嬉しすぎて興奮です！いつもわがままリクを理想なお話にして下さって本当にありがとうございます。これからも楽しみに読ませて頂きますね(*^^*) (2019年9月19日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - いつも楽しくお話を読ませて頂いております。リクエストをお願いしたいです。kj黄×WEST赤さんの周りから赤さんを防御する黄さんと無意識に愛されまくる赤さんをお願いします。 (2019年9月19日 17時) (レス) id: 83fc932a31 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - モムさん» あー、すみません。結構前に送ったので多分もう見れないと思います；すみません。リクについてだったので…気になさらないでください^^ (2019年9月15日 17時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モム
| 作成日時：2019年4月28日 23時
