微笑みながら 心が泣いていた 8 ページ50
side.緑
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緑「おはよ、しげ」
赤「ぁ…… 神ちゃん 、」
緑「声治らへんなぁ…」
1週間近く入院して、今日から仕事復帰のしげ。
かなり痩せてもうたし、声はまだ全然出ぇへんみたいやし。
何より、
赤「ごめ… 熱出とる 、」
まだ楽屋に入るのを躊躇ってる。
緑「微熱?」
赤「…高くは、ない…… けど 、今日仕事や思たら不安なってもうて …」
緑「…そっか」
ほんまに不安そうに少し震えとるしげを無理に楽屋に入れるわけにもいかんし…
どうしよう、と俺も佇んでると
青「なにしてんの?」
後ろから流星に声を掛けられた。
青「あ、しげ退院おめでとう。 てか、入らんの?」
緑「入ろか?」
小さく頷いたしげの背中を優しく押して中に入る。
黄「あ、しげ」
橙「おめでとー!」
紫「おかえり、しげ」
桃「やっと帰ってきたー!」
入るなり「しげ、しげ、」と、みんながしげの周りに集まってきた。
赤「…おはよ 、」
桃「声どうしたん?!」
緑「吐きすぎて喉に炎症起こしとるんよ」
桃「そうやったん…」
緑「ちょっと熱もあるらしいからサポートしたってな」
黄「ほな、ソファー座っとき」
橙「なんか飲む?」
紫「ふはっ、しげちゃんVIP対応やん」
赤「ごめ… 迷惑 、 かける ……」
ソファーに沈み込むしげの周りで慌ただしく動くみんな。
しげはそれを目だけで追っている。
黄「今日のリハ、立ち位置の把握だけでもええからいけるか?」
赤「… いける 、」
黄「流石やな」
赤「じゅんた…」
黄「ん?」
赤「みんな、優しいんやね。 おれ ……」
なにやら2人で話しとる。
よかった、なんとか大丈夫そうや。
橙「もんちもお疲れ様」
ぽんっと肩に照史の手が乗っかる。
緑「ふふっ、俺が好きでやってることやからさ」
そろそろお願いしまーす、と声がかかってみんなでスタンバイに向かう。
赤「神ちゃん」
緑「ん?」
赤「ありがとう。 いっつも助けてもろて」
そう言うたしげの顔にはいつの間にか、いつもの笑顔が戻っていた。
始まったリハでは小さい声やけど、しげもしっかり歌っとった。
「 大人になって 嘘ばっかついていた
自分にもうサヨナラ Good-bye 」
緑「なんや、自分で歌ってたやん」
(END)
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ゆづる(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました!本当に大好きです(*^^*)!!! (2019年4月28日 23時) (レス) id: d39cd0ebef (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ゆづるさん» リクエストありがとうこざいます〜( ; ; )ぜひ書かせて頂きますね…! (2019年4月17日 1時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆづる(プロフ) - 遅くにごめんなさい(;▽;) cosmeticの方でリクエスト書いていただいてありがとうございました!"story oflove"の方で何者かによってメンタルボロボロになるしげが見たいです、、また看病は神ちゃんでお願いしたいです(;▽;)できればで大丈夫ですので…! (2019年4月13日 4時) (レス) id: 8103a8d039 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» うわーん( ; ; )いつもいつも嬉しいコメントありがとうございます〜( ; ; )毎回励みになってます(;_;) (2019年3月23日 0時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 何度もお邪魔してすみません…でもやっぱりこれだけは…!モムさんの書かれる黄×赤なふたり、本当に好きです。大好きです…! (2019年3月20日 0時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2019年2月1日 22時