放課後おうちデート 4 ページ26
side.緑
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保健室まで運んでる最中に何とか意識は戻ったみたいやけど、それにしても顔色が悪すぎる。
顔面蒼白のしげこを保健室まで送り届けて、俺はまた教室に戻る。
桃「ねぇっ… しげこは?」
青「大丈夫やった?」
ぱたぱたと2人が駆け寄ってくる。
しげこも良い友達持ったんやなぁ…やなくて。
緑「貧血やって。意識はもう戻ってる」
桃「よかった…」
緑「次終わったら昼休みやろ? そしたらしげこの荷物、保健室まで持ってくわ」
桃「あ、うん…」
青「…」
女子2人はまだ何か言いたげやったけど、本鈴鳴ってもうたから席に戻らざるを得なくなった。
色々考えてもうて授業に集中出来ひんまま、あっという間に昼休み。
緑「失礼します」
しげこの荷物を届けに保健室まで来たんやけど、なぜか先生は困り顔。
「病院には絶対行きたくないんだって、早退も嫌みたい」
緑「え? でも荷物…」
戸惑いながらも、しげこが寝てるであろうベッドのカーテンを開けた。
緑「…」
相変わらず真っ白な顔。
少し汗もかいとって、明らかに辛そう。
女の子ってほんまに大変なんやなぁ… もっと優しく接してあげな。
赤「…とも?」
緑「荷物届けに来たで」
赤「…」
しげこはゆっくりと身体を起こして、ベッドのフレームに身体を預ける。
赤「もう大丈夫なった、教室戻る」
緑「は? そんな顔色で?」
赤「こんなの、もう慣れてるもん。大丈夫やもん」
そう言う割には無意識にお腹さすってるし、少し呼吸も荒くて辛そうなのは一目瞭然。
緑「はぁ… ほな放課後なったら迎えに来るから、それまでここで休んどき」
赤「…」
緑「…病院行きたくないとか、早退は嫌だとか、あんまりワガママ言うたらアカンやろ?」
しげこに辛い思いなんか、絶対させたくないから。
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ゆづる(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました!本当に大好きです(*^^*)!!! (2019年4月28日 23時) (レス) id: d39cd0ebef (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ゆづるさん» リクエストありがとうこざいます〜( ; ; )ぜひ書かせて頂きますね…! (2019年4月17日 1時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆづる(プロフ) - 遅くにごめんなさい(;▽;) cosmeticの方でリクエスト書いていただいてありがとうございました!"story oflove"の方で何者かによってメンタルボロボロになるしげが見たいです、、また看病は神ちゃんでお願いしたいです(;▽;)できればで大丈夫ですので…! (2019年4月13日 4時) (レス) id: 8103a8d039 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» うわーん( ; ; )いつもいつも嬉しいコメントありがとうございます〜( ; ; )毎回励みになってます(;_;) (2019年3月23日 0時) (レス) id: 42274ec8ec (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 何度もお邪魔してすみません…でもやっぱりこれだけは…!モムさんの書かれる黄×赤なふたり、本当に好きです。大好きです…! (2019年3月20日 0時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2019年2月1日 22時