story of love ７

こたこ、頑張ったもん ３ ページ22

side.桃
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桃「ああああ… 疲れた……」





もう、ホンマに疲れたんやけど？！








撮影中ずっと大毅のそばにくっついて、ガードマンしてたからめっちゃ疲れた。





やり甲斐はあったけどさぁ…









赤「…のぞむ？」


桃「あ、だいき」





楽屋の机にグダーッと伸びてると、眉を下げた大毅が心配そうに俺の背中をさすってくる。








赤「今日の望、なんか変やった」


桃「へっ… そう？」






ていうか、大毅は気付いてへんのね。








桃「はぁ…」


赤「のぞむっ…」





俺が死に物狂いで大毅のガードマンしてたってこと。









桃「…あかんの、大毅」


赤「なにがっ…」


桃「可愛すぎて、このまんま襲ってまいそう」






しげこちゃんのままの大毅をギュッと抱きしめると、一瞬身体に力が入ったものの、すぐに抜けた。








桃「キス、してもええ？」


赤「…いちいち聞くな、アホ」





今日1日、ずっと頑張ってたんやもん。




ご褒美もらってもええよね？








リップでつやつやな唇にそっと口付けすると、可愛らしい吐息が大毅から漏れた。









鈍感で、俺のことを振り回す彼女。








赤「んっ… ふぅ 、」






キスはどんどん深くなっていって。





大毅の表情も少し苦しそうになる。








お前は俺のもの、なんて特別な意味はないけれど。









桃「…やっぱり可愛ええなぁ、大毅は」






ぷはぁっ！って大きく肩で息をしてる大毅を再びぎゅうっと抱きしめれば、さらに愛おしくなった。









黄「…なんかアカンもん見てもうたような気がする」


橙「百合ってやつ？」






それを他のみんなに見られてたってことは、また別の話。



(END)

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