story of love ７

もう慣れっこなんで ２ ページ2

side.緑
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緑「おはよう」


赤「おはよ」


緑「うん、おはよう」


赤「…どうかした？」






しげの具合を確認するべく、まじまじと顔を見て挨拶したら変な目で見られてしまった。









緑「あ、いや…髪の毛爆発しすぎやない？」


赤「んーまぁ、俺いっつもこんなんやん」





駅までマネージャーの車で送ってもらって、そこから新幹線。






駅に着くまでまだ時間かかるっぽいし、ちょっと寝ておこうかなって思ったんやけど








赤「…神ちゃんの髪の毛はこんな時でもサラサラなんやなぁ 、」





ぼそっと呟きながら、俺の髪の毛に指を通し始めたしげにびっくりして目が冴えてもうた。









緑「髪の毛に気ぃ使うん、好きやからねぇ」


赤「…流石 、」


緑「でもしげやって、一時期ヘアアイロン使って頑張ってたやん」


赤「なかなか難しくてなぁ…」


緑「俺ちょっとパーマかけたしげ好きやで」


赤「パーマかぁ、 前にパーマかけたらポップコーンみたくなったんよね」


緑「え… そんなことあったっけ？」


赤「夢の中でな」


緑「夢かい」


赤「くふふ、一瞬焦ったやろ？」







暗い車内やから、しげの顔はよう見えへんけど多分笑ってる。





早朝ならではの着地点の無い、ぽわぽわしたこのやり取り。








しげも心配してたほどやないし、大丈夫かなーなんてこの時は思ってたんよね。



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