天国のような匂いがした ２ ページ7
side.赤
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すんすん、と息を吸うと はまちゃんの匂いでいっぱいになる。
香水の種類なんて分からへんし、煙草の銘柄も分からへん。
ついでに言うと、良さもあんまり分からへん。
やけど、はまちゃんの匂いは大好き。
赤「…小瀧がな、」
紫「うん？」
赤「はまちゃんは大人で、しげは子どもって」
紫「言われたん？」
赤「しげは赤ちゃんみたいな匂いがする、言うて…」
自分で言って悲しくなる。
26歳にもなって赤ちゃんみたいって……
紫「ふは、言われたもんやな。 大毅より望のほうが年下やのになぁ」
わしゃわしゃと頭を撫でられるのが心地ええなんて、やっぱり俺って子どもっぽい。
紫「赤ちゃんみたいな匂いって、あいつ赤ちゃんの匂い嗅いだことあるんか？」
赤「さぁ…」
紫「俺は大毅の匂い、好きやけどなぁ」
赤「匂いなんかせぇへんよ」
紫「するて。 なんかそばにおるなぁ…って感じの匂い」
赤「…意味わからんし」
なんだか急に恥ずかしくなってきてもうて、慌ててはまちゃんから距離を取る。
紫「な、こうやってずっとくっ付いとったら大毅も俺と同じ匂いになるんかな」
赤「んわっ…」
やのに、はまちゃんはぎゅーって力強く抱きしめてくる。
紫「今日はこうやって寝ようや。 で、明日みんなにしげ、はまちゃんの匂いする…！って言ってもらおうや！！」
反論する暇もなく、がっちりホールドされる。
赤「んっ…」
はまちゃんから落とされたキスは、ちょっぴりほろ苦かった。
そういや、はまちゃんさっき煙草吸っとったな。
紫「煙草も吸わん、香水も付けへん、お酒も弱い。 そういうとこ、ほんま可愛ええと思うねん」
いつのまにか電気が消えて暗くなった寝室で、大好きな人に抱きしめられているこの空間は、
紫「大好きや」
天国のような匂いがした。
(END)
生まれ変わってもまた出逢いたい（橙×赤）→←天国のような匂いがした（紫×赤）
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜（ ; ; ）移行先で書かせていただきますね…！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました；リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか？^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…！ ぜひ書かせて頂きますね(^｡^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです！もしよろしければよろしくお願いします(･･*)これからもひっそりと読ませていただきます〜！ (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜（；＿；） (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年8月28日 22時
