きみとのさんぽみち。５ ページ42
side.赤
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桃「だいき！ 早よ！」
赤「…元気やなぁ」
すっかり暗くなった小道を、のぞむと2人で歩く。
桃「すずしい匂いがする」
赤「はぁ…？」
桃「あつくなくなった」
立ち止まって、辺りをすんすんと嗅ぐのぞむ。
赤「…なんか良い匂いでもする？」
俺も一緒になって鼻をすんすんしてみるけど、何の匂いもせぇへんかった。
桃「だいきとな、ずーっとこうやって歩いてみたかってん」
いつのまにか先を歩いていたのぞむが振り返って嬉しそうな顔を向けてくる。
のぞむのこと、今日初めて知ったはずやのに
ずっと昔から知っているような気がする。
不思議や、相変わらず。
桃「ありがと、だいき」
赤「ん？ なにが？」
月明かりに照らされたのぞむの顔は、やっぱり嬉しそうやった。
桃「だいきのおかげで毎日たのしい。 おさんぽも、おいしいごはんも、全部だいきのおかげ。 やから、ありがと」
赤「…」
桃「伝えられてよかった」
赤「…のぞむ？」
桃「これからもお世話になります、 だいすき」
赤「わ…っ、 っん……」
またいきなり突進してきて、キスされて。
意識がふわふわして、それで……
赤「んっ… ぁ、」
夢、やったんや。
赤「のぞむ…」
おるわけないやん、さっきのは夢やったんやもん。
" わんっ！"
元気な返事が返ってくる。
赤「…ふ、ありがと。 ………のん、」
" のん " が嬉しそうにしっぽをブンブン振っている。
赤「のん…？ のぞむ……？ って、んな訳ないよな」
" わんわんっ！"
のんが想いを伝えるために人間になって…
なんて、ある訳ない。
相変わらず、のんは嬉しそうや。
赤「…散歩。 行こっか、」
のんをギュッと抱きしめれば、つんっと唇にのんの鼻先が触れた。
(END)
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜（ ; ; ）移行先で書かせていただきますね…！ (2018年11月14日 21時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました；リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか？^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…！ ぜひ書かせて頂きますね(^｡^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです！もしよろしければよろしくお願いします(･･*)これからもひっそりと読ませていただきます〜！ (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜（；＿；） (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年8月28日 22時
