きみとのさんぽみち。3 ページ40
side.赤
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ぼんやりと意識が戻ってくる。
…って、
赤「寝てもうた……」
いつのまにかダイニングテーブルのとこに伏せたまま寝落ちしてもうてたみたい。
おまけに変な体勢で寝とったせいで首が少し痛む。
赤「んー…」
ぐいーっと伸びをしても、あんまりスッキリせぇへんし。
と、
桃「あ、やーっと起きた!」
…
はい?
赤「だっ…誰…っ?!」
え? なに?
赤「えっ、えっ、」
目の前にはバニラ色の緩くパーマがかった髪をした、ぱっちり二重で背の高い男の人。
自分が寝ぼけてるのかと思って慌てて目を擦っても、やっぱり男の人は俺の目の前で嬉しそうな顔をしとる。
え?
この部屋には、俺の他に人間は誰一人としておらんかったはず。
は?
この人は誰なの? 一体どうやって入ってきたの?
赤「あ、あの………っ、 ふご…っ!!」
いきなり突進してきたと思ったら、拷問レベルの強さで抱きしめられる。
桃「んふ、だいすき」
赤「ちょ、ちょっと待って!!!」
抵抗する暇もないまま抱きしめられてしまったけど、俺この人知らんし!
桃「なんで……」
赤「え…」
桃「なんで嫌がるん……?」
赤「えぇ…」
めちゃくちゃ目をうるうるさせて見てくる。
赤「なんか、ごめん…」
ていうか、なんで俺も謝ってるんよ……
やけど、なんか、なんていうんやろ、
なんだかこの目に見覚えがあるような…ないような……
桃「いっつも抱きしめてくれるやん… やっとお返し出来ると思ったんに……」
赤「いつも?!抱きしめてる?!俺が?!」
桃「抱くのは好きやけど、抱かれるのは嫌いなタイプなん…?」
赤「は?! しかもなんか意味変わってへん?!」
桃「抱かせて!!!」
赤「はぅ…っ! ちょ、待っ……」
ほんっまに意味わからん。
気が付いたら背中が床にくっ付いてて、押し倒されてるんやってことに気付いたのは
唇を奪われた後やった。
(next)
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モム(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます〜( ; ; )移行先で書かせていただきますね…! (2018年11月14日 21時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんばんは。モムさんのお部屋で見てみたいお話が出てきたのでお邪魔しました;リク可能でしたら黄×赤で雑誌の立位置エピが絡んだ可愛らしいお話をお願いしたくて。黄色さん大好きな赤さんと内心自慢したくて仕方ない黄色さん…そんなお話ですがお願いできますか?^^ (2018年11月11日 20時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - ちょこさんさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます…! ぜひ書かせて頂きますね(^。^) (2018年11月8日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
ちょこさん - いつも楽しく読ませていただいております。リクエストなのですが、赤さんが本当に体調が悪いのにメンバーは嘘だと思って信じなくて、、、みたいな話を読んでみたいです!もしよろしければよろしくお願いします(・・*)これからもひっそりと読ませていただきます〜! (2018年11月5日 0時) (レス) id: fbde2448b3 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» そう言って頂けて嬉しい限りです〜〜(;_;) (2018年10月26日 1時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2018年8月28日 22時