story of love ５

いじっぱりさん（桃青×赤） ページ32

リクエスト



side.赤
_


綺麗に染められた髪の毛、むぎゅっと抱きつけば ふわりと香るええ匂い。









赤「あーあ…」





なんで今俺はこないなことしてるんやろう。









黄「勝手に抱きついておいて、あーあ…ってなんやねん」


赤「はぁ…」


黄「ホンマ失礼な奴やな」


赤「なんでおんの」


黄「は？ 仕事や、仕事」


赤「知ってる。分かってる」






自分でも分かる面倒くさい俺の絡みにいよいよ呆れてしまったらしい淳太は、反対側を向いて携帯をいじり始めてしまった。









赤「寂しいんじゃ」






後ろから手を伸ばして、めちゃめちゃに画面を触ると








黄「…いい加減にせぇよ、ホンマ」






ガチで怒りやがる。









赤「…」






寂しいからかまってほしいだけやのに。





なんでこない怒られなあかんの…







ほんま俺って可哀想な子や。









会いたい、会いたい。







望に会いたい。 流星に会いたい。









黄「ぶつぶつうるさい」


赤「そういう淳太が1番うるさい」


黄「…ホンマに減らず口やなぁ」


赤「淳太やなくて望と流星に会いたい」







どこまでも面倒くさい俺にも、






黄「はいはい、すぐ会えるて」








淳太はとことん付き合ってくれるから。









赤「…会えへんもん」


黄「ほな夜どっか食べに行くか？ そしたら少しは気も楽になるやろ」


赤「……行く 、」








やから俺も、ついつい甘えてしまうんよね。



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