8. ページ8
side.桃
_
桃「…」
赤「こたき?」
桃「はい…っ?!」
赤「暑いん? 顔赤いで」
そう言われて、ボッ!と火が噴き出したように顔が熱くなる。
それに先輩は無意識なんやろか、すぐに顔を覗き込んでくるからこの真っ赤になった顔が即バレる。
赤「そういえば、なんでこの前あんなに急いでたん? 俺、今までの高校生活であそこまで急いだこと無いんやけど」
桃「あ、あの…っ! それはっ…」
言えるわけない。
先輩の顔みて、思いっきり心撃ち抜かれてました…なんて言えるわけない…っ!
赤「ん?」
桃「いやっ…別に大した用事じゃ…っ!」
赤「ふーん…」
それにしても先輩、距離を縮めてくるのがめちゃくちゃ早い。
こんなにいっぱい話せたんやもん。
今日という1日に悔いは全く無い。
赤「なぁなぁ、神ちゃんの家行ったことある?」
桃「はい。たまにですけど…」
赤「神ちゃんの家のすぐ近くやねん、俺の家」
桃「えっ、そうやったんですか?」
赤「もしかしたら、すれ違ってたかもしれへんなぁ」
綺麗な歯を見せて先輩が笑う。
赤「いつも神ちゃんと一緒に学校来とるし」
桃「へぇ…」
神ちゃん羨ましい、の感情しか出てこない。
ていうか、それ以前にこんなに先輩と話せるなんて思ってへんかったし、そもそも今日知り合いになれるとも思ってへんかったわけやし…
もう自分の精神状態も心配やわ。
赤「一口もらってもええ?」
桃「へっ…何をですか?」
赤「喉かわいた」
桃「へ…」
赤「それ飲みたい。小瀧の」
桃「…えぇっ?!?これですか?!」
赤「あかん?」
桃「飲みかけですよ?!」
赤「知ってる」
…飲んだし。
精神崩壊決定やし。
543人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽよぽの(プロフ) - 冬超えて春になりかけてる頃に読む私を恨んでます…こんなに面白くてキュンキュンしてドキドキするお話もっと早く出会いたかったです(泣)本当に楽しませてもらいました!この続編のstory of love も見させてもらいました! すごく笑顔になれる素敵なお話でした…! (2019年3月16日 0時) (レス) id: 0f358a5e54 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)これからも楽しみにして頂けるようなお話を届けられるように頑張りますね…! (2018年8月19日 22時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - あ、終わってしまった…そろそろ涼しさも感じ始めたのでこちらのお話も…なんて思っていましたがやはり完結を迎えると寂しいですね苦笑。先の展開が楽しみで更新されるのが本当に嬉しかったです(*^^*)完結お疲れさまでした。また素敵なお話楽しみにしています* (2018年8月19日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - さくらだ。さん» とても励みになるコメントありがとうございます( ; ; )もっと楽しんで頂けるように頑張りますね…! (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» 嬉しいコメントいつもありがとうございます( ; ; )満足して頂けるお話になるように頑張りますね…!ほんと毎日暑いので、けーたさんも気をつけてくださいねヽ(;▽;) (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モム | 作成日時:2018年7月24日 14時