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side.桃
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花火を見てるといつも思う。
こんな幸せが永遠に続けばええのにって。
でもそれと同時に、永遠に続かへんからこそ、こんなにも綺麗で名残惜しいものになるんやなとも思う。
花火が上がると1時間経ったのか、それとも1分しか経ってへんのか、時間感覚がおかしくなる。
それもまた心地良く感じるから不思議なもんや。
と、
赤「なぁっ…こんな時にごめんなんやけど…っ、」
先輩が俺の袖を引っ張る。
え、嘘でしょ。 もしかして…
桃「先輩っ？！」
あーあ、嫌な予感的中。
俺は今から1人で花火を見る羽目になりました。
こんなことになるなら、最初から神ちゃんたちにいてもらえばよかった。
ていうかそもそもこんなことになるなら、花火大会なんて来なかったわ。
桃「…」
もうこのまま終わっていくんなら、自分で終わらせてやる。
荷物のことなんか考えもせずにトイレに向かって走った。
桃「…先輩？」
花火真っ最中ってこともあって、トイレには先輩と俺以外誰もいなかった。
先輩のことなんて何も考えずに個室の中へと声をかける。
赤「…え？ 小瀧？」
くぐもった先輩の声。
桃「カキ氷食べながら俺が言おう思てたこと、今から言います」
赤「…え、ちょ、今？！」
後でにして…と嘆く先輩を無視して続ける。
桃「好きなんです、先輩のことが。 恋愛の意味で、大好きなんです」
遠くの方から花火の音が聞こえる。
桃「ほんまはもっとロマンチックなところで言いたかったんですけど、でも言う機会がなくて…」
これはただの氷のせいでやけどね。
花火の音に混じって、歓声も聞こえてくる。
もうクライマックスか。
花火も、今年の夏も、この恋も。
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ぽよぽの(プロフ) - 冬超えて春になりかけてる頃に読む私を恨んでます…こんなに面白くてキュンキュンしてドキドキするお話もっと早く出会いたかったです(泣)本当に楽しませてもらいました！この続編のstory of love も見させてもらいました！ すごく笑顔になれる素敵なお話でした…！ (2019年3月16日 0時) (
レス) id: 0f358a5e54 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» コメントありがとうございますヽ(；▽；)これからも楽しみにして頂けるようなお話を届けられるように頑張りますね…！ (2018年8月19日 22時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - あ、終わってしまった…そろそろ涼しさも感じ始めたのでこちらのお話も…なんて思っていましたがやはり完結を迎えると寂しいですね苦笑。先の展開が楽しみで更新されるのが本当に嬉しかったです(*^^*)完結お疲れさまでした。また素敵なお話楽しみにしています* (2018年8月19日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - さくらだ。さん» とても励みになるコメントありがとうございます（ ; ; ）もっと楽しんで頂けるように頑張りますね…！ (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» 嬉しいコメントいつもありがとうございます（ ; ; ）満足して頂けるお話になるように頑張りますね…！ほんと毎日暑いので、けーたさんも気をつけてくださいねヽ(；▽；) (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2018年7月24日 14時
