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side.桃
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赤「上がりましたー…」
桃「お疲れ様です」
なんとか俺の心臓も落ち着いてきたところで、先輩がお風呂から出てきた。
赤「小瀧の服、高そう…」
桃「全然高くないです」
赤「似合ってへんよな、これ…」
桃「似合ってますから大丈夫です」
お風呂から上がったばかりの先輩はなんだか、ほかほかしてて可愛いというか、
なんか、なんかやっぱり好き…
赤「お風呂ありがと。あとドライヤーも」
桃「全然です」
赤「ほんま助かったわぁ」
桃「先輩のアイス、冷凍庫入れておきましたけど」
赤「ほんま?! やっば、小瀧めっちゃ好き!!!」
ここまでめちゃくちゃ喜んでもらえるとは思ってなかった。
ここぞとばかりに、ぎゅうと抱きついてくる先輩。
桃「っ?!」
先輩はすぐこんなんしてくるから、せっかく落ち着いた心臓がまたあかんくなる。
これ絶対心臓に悪いやつやって…
桃「先輩、アイス大好きですね」
赤「やって暑いやん?」
桃「…わざわざアイス買いに行ったんですか?」
赤「そうやで」
桃「ぷっ…なんか可愛いです」
赤「はぁ…っ?!」
先輩が大声を上げて慌てる。
赤「あ、2本買ったから1本あげる」
桃「いいんですか?」
赤「うん。お世話になったお礼」
桃「あの、お礼って…あの………」
赤「ん?」
桃「今度ある花火大会……一緒に来てもらうっていうのでもいいですか…?」
赤「花火大会? 全然ええけど」
やった、誘えた…!
桃「ホンマですか?!」
赤「うん。俺は全然」
きっとこれがほんまのラストチャンス。
今年こそ、悔いの残らへん夏にせなアカンから。
楽しみー、って笑いながらアイスを食べる先輩を見て、最後の決意を固めた。
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ぽよぽの(プロフ) - 冬超えて春になりかけてる頃に読む私を恨んでます…こんなに面白くてキュンキュンしてドキドキするお話もっと早く出会いたかったです(泣)本当に楽しませてもらいました!この続編のstory of love も見させてもらいました! すごく笑顔になれる素敵なお話でした…! (2019年3月16日 0時) (レス) id: 0f358a5e54 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)これからも楽しみにして頂けるようなお話を届けられるように頑張りますね…! (2018年8月19日 22時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - あ、終わってしまった…そろそろ涼しさも感じ始めたのでこちらのお話も…なんて思っていましたがやはり完結を迎えると寂しいですね苦笑。先の展開が楽しみで更新されるのが本当に嬉しかったです(*^^*)完結お疲れさまでした。また素敵なお話楽しみにしています* (2018年8月19日 21時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - さくらだ。さん» とても励みになるコメントありがとうございます( ; ; )もっと楽しんで頂けるように頑張りますね…! (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» 嬉しいコメントいつもありがとうございます( ; ; )満足して頂けるお話になるように頑張りますね…!ほんと毎日暑いので、けーたさんも気をつけてくださいねヽ(;▽;) (2018年7月27日 2時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2018年7月24日 14時