一宮妹の恋物語 -1-

#23 ｷｭｳｾｯｷﾝ ページ24

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コンビニから出て、ちょっと風にあたってく？そういえばA はもう一度うなずく。


袋からチョコマシュマロとココアを取り出してAに手渡す。




『コラボのとき、緑茶だったよね』

なんてAがココアを眺めながら、そう言う。
まぁまだそんな時間たってないけど、なんかゆたとは結構距離ないかも、なんて。





ゆた「あの設定ね。細かい位決めてるのにあそこだけ緑茶だったの笑ったわ」


ほんとに。って彼女が笑顔をこぼす。



にこりほ姉ってさ、もうほんとにいつも面白くてほんとに私大好きなんだ。

あそこの件もね、ココアだろ、いやネクターだろ。って全然決まらなかったんだよ。

ほんとにどうでもいいことなのに。


でもなんかどうでも良いことにも全力を捧げるのってすごいよなぁって。かっこいいなーってほんとに思うの。


『わーなんか1人語りにみたいなっちゃった、恥ずかしい』







ゆた「Aも充分かっこいいと思うけど」

えっ？って目を見開く彼女。

ゆた「夜中に呼び出されてすっぴんで来るとか笑」


『それちょっとなんか馬鹿にしてません？』


ゆた「なんか情熱すごいなって思った。」


『ありがと？』







『最近すごい人に囲まれてばっかだったから、ちょっと焦ってたのかなって思う』


なんかプライベートうまくいかないし。その分仕事頑張ろうって思って、でも全部やる気とかそういう気持ちだけ？で乗り切れるものでもなくて。


でもみんなからはほんとにいい刺激ばっかりもらってる。ありがとね。ゆたも。







ゆた「プライベート、うまくいってないの」


『うーん、恋愛、はね？別れたし』




別れた動画については見たことがあった。平成フラミンゴとのコラボが終わってAと言う名前が上がった時に、気になって検索した時、たまたまヒットした動画がそれだった。


『お姉ちゃんもお姉ちゃんだけど、私も相当男運っていうのはないのかもしれない』

なんて眉毛をハの字にしながらそうつぶやく彼女。



ゆた「浮気、だっけ、でも絶対それA は1個も悪くないよ」

『ゆたくんすごいね、多分りこにほ姉いたら100点出てる回答だよ』

さすがって笑うA




『あさみんみたいに、、、いい人に巡り会える気がしないんだよな、、、』

弱気すぎる笑？なんてまた困ってる笑顔

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