消えた優しさ ページ6
SJ「はい。これでいいでしょう。どうやらキズ口も浅いし、縫わなくても大丈夫そうだし」
「…ありがとう、ございます」
ソンジェは「どう致しまして」と微笑みながら、薬箱を持って立ち上がった。
彼が奥の部屋に引っ込んでしまうと、Aは目のやり場に困って室内をぐるりと見回す。
どうやら独身者向けの１LDKマンションのようだった。
今、自分のいるリビングには、ソファー・オーディオ類を置くアングルラック・小さな棚…と云うように、生活に必要最低限＋αの物しか置かれていない。
SJ「恥ずかしいから、あんまジロジロ見ないでくれる？」
瞬間、突然背後から挿し出されたマグカップと言葉。
驚いたAが見たのは、苦笑いを浮かべているソンジェだった。
「あ…ごめんなさい……」
SJ「別に、謝るような事じゃないケドさ」
「はい」と手渡されたカップを受け取り、Aは琥珀色の中身を飲み込む。
その時、ソンジェの口許に浮かび上がった意味深な笑みは、決して見間違えではなかっただろう……
SJ「？ 何？？ オレの顔に何かついてる？」
不意にソンジェは、自分をじっと見つめるAの視線に気付く。
「い、いえ…髪…黒く染め直したのかなって。所々に金髪が残ってますから……」
SJ「あぁ、コレ？ オレ、生まれつき髪が白いから。黒く染めてンの」
「生まれつき白い？ 本当ですか？？」
SJ「…ウソだと思う？」
瞬間、ソンジェの目から“優しさ”が消えた。
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ayatan51(プロフ) - えびねさん» いやはや…ホンマに稚拙で申し訳ないm(_ _)m ☆ペンさんに殺されないように気をつけないと（笑）らしくない2人で申し訳ないσ(^_^;) (2013年1月9日 9時) (
レス) id: cdb32cd9dc (このIDを非表示/違反報告)
えびね(プロフ) - 初ソンジェネタ書いてくれてありがと〜☆悪魔ソンジェ、いいねｗｗなによりユナクの神様が最高ｗｗ本当にお疲れさま＆ごちそうさまでした(*^_^*) (2013年1月8日 22時) (レス) id: 8941ccff96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠貴 綾
| 作成日時：2013年1月6日 13時
