ユメじゃない ページ23
「ぅ、ん……」
窓から差し込んでくる、眩しい程の光にAは目を覚ました。
そして隣で気持ちよさげに寝息を立てているソンジェを見た瞬間……
「ッ！？」
勢いよくベッドから飛び起きる。
その反動でベッドが大きくバウンドし、ついでにソンジェも目が覚めてしまったようだ。
目にかかる前髪をうざったそうに掻き揚上げながら、ゆっくりと上半身を起こして時計を取る。
SJ「…ンだよ、まだ昼過ぎじゃんか〜……」
そう云って時計を元に戻したソンジェは、バフ！ と再び枕にダイヴする。
その間にも、Aはなにやら体中を調べているようだった。
SJ「…何やってンの？」
「ユメ…だったの？」
落ち着いたAは、まだ眠そうに目を擦るソンジェを見ながらそう云った。
SJ「あぁ…堕天使の印探してンの？ …左胸のトコ見てみなよ」
瞬間、Aは鏡の前に立ちシャツの前を開くと、ソンジェの云った左胸をチェックする。
すると、左鎖骨の少し下に堕天の印…†の印があった。
ある種、安堵すると共にどこか寂しくもなった。
これで自分は、本当に2度と天上界の門はくぐれなくなったのだ。
「…って、何やってるんですか！？」
いつの間に背後に立っていたのか、ウエストに回された腕にAはそう叫んで怒りの原因になっているソンジェにパンチをお見舞いする。
SJ「だって、そんなそそる格好してるもんだから……」
ソンジェは痛む箇所をさすりながら苦笑いを返す。
そしてAから離れると、頭を掻きながら背を向けた。
瞬間……
「ソンジェ…さん、ソレ……」
上半身裸のソンジェの左肩にくっきりと浮かぶ、Aと同じ堕天の†印。
だが、心なしか少し薄い気がしないでもない。
SJ「あぁ、コレ？ 話…長くなりそうだからリビングに行こうか」
そう云って寝室を出て行こうとシャツを羽織ったソンジェ。
が、Aは呼び止めた。
「鏡…割れたんじゃなかったんですか？」
SJ「…何を今更。新しく入れ替えといたんだよ」
「そうですか……」
そしてAはソンジェに続いて寝室を後にした。
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ayatan51(プロフ) - えびねさん» いやはや…ホンマに稚拙で申し訳ないm(_ _)m ☆ペンさんに殺されないように気をつけないと（笑）らしくない2人で申し訳ないσ(^_^;) (2013年1月9日 9時) (
レス) id: cdb32cd9dc (このIDを非表示/違反報告)
えびね(プロフ) - 初ソンジェネタ書いてくれてありがと〜☆悪魔ソンジェ、いいねｗｗなによりユナクの神様が最高ｗｗ本当にお疲れさま＆ごちそうさまでした(*^_^*) (2013年1月8日 22時) (レス) id: 8941ccff96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠貴 綾
| 作成日時：2013年1月6日 13時
