名探偵コナン☆5つの桜の誓い 第一章:守れなかった大切な家族

序章:容疑者疑惑の3人 ページ10

萩原「お兄さんがいたのね‥‥それに妹ちゃんも」
降谷「今は長野県警の有能な刑事で長野の孔明って呼ばれてるって」
松田「俺は関羽のがすきだけど」
伊達「今、三国志はどうでもいいから‥‥汗)

それで？その時兄さんに犯人のイレズミのことは話したのか？」
景光「いや、その後俺は事件のショックで軽い記憶喪失になった上に失声症になってしまったから‥‥そして兄は長野、俺は東京の親戚に預けられて環境は変わったけどしばらく失声症は治らなかったよ‥‥東京で零に会うまではね‥‥」

萩原「じゃあ、警察学校に入ったのはその犯人を捕まえるため？」
景光「あぁ、最近色々思い出してきたし。あれがどいう状況だったかを警察官の目でしっかり判断して長野にいる兄にその情報を伝えようと思ってね‥‥

兄さんも長野で行方不明になった妹を探しているらしいし」
松田「そうこうしているうちに疑わしい3人に出会っちまったわけね」
景光「あ、あぁ！腕にゴブレットのイレズミを入れた金物店を経営している入り江さんに
二の腕に観音像の入れ墨を入れたクリーニング屋を経営している外守さんに
首の後ろにサソリの入れ墨を入れたバイク店の店員の確か名前は物部さん
でも犯人が長野じゃなくて東京にいてしかも偶然俺の周りにいるなんてありえないよね？汗)」

松田「その3人なら俺たち話を聞いてきてやったぜ？」
景光「えっ？！」

いつの間に！
伊達「おうよ！」
萩原「みんなで手分けして」
降谷「景の敵討ちだからな！それに‥‥まだあきらめてないんだろう？
妹さんが生きているって」

みんな‥‥。
景光「‥‥あ、あぁ」
昨日会った昨日の子を脳裏に思い浮かべた‥‥。
景光「っていうか、そもそもなんで俺が両親を殺した犯人を捜してるって知ってるの？」
松田「そりゃあ、わかるよいつもネットで「長野夫婦惨殺、長女誘拐事件」を検索しまくってるし」
萩原「まぁ、犯人の様子やイレズミの詳細、妹ちゃんのことも聞いたのは今、初めてきいたけど」
降谷「俺もずっとお前の妹の安否を思っているのは一緒だし会ってみたいしな
それじゃあ、入江さんを担当した班長から」

伊達「無口な人で話を聞くのが大変だったよ
名前は「入江角夫」46歳で奥さんと二人暮らし…この町に金物店を構えたのは14年前
無口で愛想は悪いが包丁を研がせたら天下一品だと近所で評判だったよ
肩のタトゥーは10年前町内会の卓球大会に優勝したときに入れた優勝カップ」

序章:タトゥーの詳細→←序章:行方不明の妹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す