名探偵コナン☆5つの桜の誓い 第一章:守れなかった大切な家族

序章:疑惑 ページ7

妹の面影を感じるその子を見た時から変な冷や汗が止まらなかった

「‥‥大丈夫？景光お兄ちゃん‥‥具合が悪いの？」
俺の汗が見えたのか、俺の顔を覗かせて心配そうに見つめる女の子

景光「えっ？‥‥あ、ごめんね！大丈夫‥‥それより君こそ足の怪我大丈夫かい？」
「あ、うん！僕、転ぶのはよくあることだから慣れてるんだ！」

何故か得意げに笑う女の子、慣れてるってそんなに転ぶことが多いのか？
おっちょこちょいなのかな？

景光「駄目だよ、慣れちゃ！ちゃんと気を付けて歩かないと、それに手当てもしないといけないしお家どこ？近く？」

「‥‥へ？あ、うん！この先のクリーニング屋なんだ！だから大丈夫だよ！！」

‥‥ん？クリーニング屋？
そういえばつい先日も俺の家族を殺した犯人らしき容疑者のことを教えてくれたのはクリーニング業者の人だったよな‥‥その人も確か、外守さんって言っていたような
なんて思っていると後ろから中々来ない俺にしびれを切らしたのか零がこっちにやってきた

零「おい、ヒロなにしてんんだ！置いてかれるぞ？ん、その子は？」
松田「お、なんだ？お前まさか中学生をナンパしてたのか？」

意外とロリコンだなとにやにやしながらこっちに松田までやってきた
班長も渋い顔をしながら「俺はそんなことでお前を逮捕したくないぞ？」と誤解を招くようなことを言ってきた

晃光「な、ゼロ！松田！班長！違うんだこれは、別にナンパなんかじゃ！

この子が転んだのを見たから声をかけただけだ！！」
伊達「そうなのか？お嬢ちゃん」

「は、‥‥はぃ！転ぶのはよくあることなんで‥‥すみません」

伊達「まったく、気を付けてくれよ？そのうち大けがしちまうぞ？」
「ふふ、ありがとうございます。心配してくれて」

降谷「それにしても君こんな遅くに何をしているんだ？」
「お爺ちゃんに頼まれて近くのコンビニへ買い物してた帰りだったんですよ」

すぐに帰りますから心配はいりませんよ！お巡りさんと答えながら袋を見せてきたどうやら本当の事らしい。

景光「どうして、俺たちが警察官だと？」
「その人が「逮捕したくない」って言ってたので警察関係者なのかと思いまして」

な、なるほどな‥‥。と納得した
景光「俺はこの子を送っていくから先にみんなで行っててくれ」
降谷「ひろ！お前‥‥」

俺はこの子の親に確かめたいこともあるしなと小声で言うと早く来いよと言って松田たちを引っ張っていった

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