名探偵コナン☆5つの桜の誓い 第一章:守れなかった大切な家族

2章:mission1萩原研二を救済せよ ページ43

俺が向かったタワーマンションにつき、爆弾を10階の廊下で見つける
こいつが爆弾か‥‥しかし、やけに小さいな‥‥トラップがないか確かめてからふたを開ける
高性能に作られているが解体している途中で気づいたこいつは本物じゃないダミーのほうだ
どいうことだ？！爆弾はここじゃないのか？！

ッチと思わず舌打ちをする。
ここじゃないのならこのタワーマンションの別の場所にあるんじゃないかと
今から探して解体する時間があるのかと少し焦り気味になっているとドン、ドンと物音がこのフロアで聞こえてきた
おいおい、避難誘導は完了してるんじゃなかったのか！
少し苛立ちながら重たい腰を上げて音がするほうを探す、するとダミーが置いてあった部屋の3つ隣の部屋から物音が聞こえたのだ

ドンドンドン、ドンドンドン、ドンドンドンというリズムが繰り返し聞こえるこの音は‥‥
っ！SOSのモールス信号か？！やっぱり誰かがいるのか？
部下と二人で部屋の前に辿り着いた
コンコンとノックをしてドアに向かって声をかけた

萩原「すみませーん、警察の者ですが！誰かいますか？」
するとそのリズムは一瞬止んだが同じように音が聞こえ始めたやっぱりこの部屋に誰かいるのは間違いない出てこないことを考えるともしかしたら動けない状況にあるのかもしれない
部下に視線を合わせ合図を送りドアを突き破る

どぉおん
萩原「警察だ、動くな！！」
拳銃を構えると犯人はいない‥‥室内に侵入してリビングともう一つの部屋があるであろう扉を開けると見覚えのある姿が視界に映りこんだ

萩原「‥‥えっ！？なんでここにいるの？Aちゃん！？」

「‥‥んぅー！！」

部屋に閉じ込められていたのは、俺の友人の妹で巻き込まれ体質気味のAちゃんだった
案の定事件に巻き込まれていたらしい
しかも、最悪なことに彼女とつながっている大きな箱は‥‥間違いなく爆弾だった

俺は心の中で思わず舌打ちをした
爆弾犯はいつAちゃんを誘拐してここに設置したのか
そんなことはどうでもいい早く、Aちゃんの安否確認とタイマーの確認だ！

萩原「怪我はないかい？Aちゃん！」
口に貼られているガムテープをそっとはがすと「痛っ」とこえがあがる

「だ、大丈夫です！それより萩原さんこそなんでここに？」
萩原「このタワーマンションに爆弾が仕掛けられていると予告されてね、ここに住んでる人たちは避難させたんだけど、まさか君がここにいるなんて思ってもなかったよ」

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