名探偵コナン☆5つの桜の誓い 第一章:守れなかった大切な家族

序章:真犯人発覚！ ページ12

景光「あぁ、この前兄にとりあえず思い出した事件のことを話しておこうと電話したら」

高明【急功近利‥‥功を焦って十分な思慮のないまま私に相談し、利を求めるな‥‥。
あの時お前が隠れていたのは「押入れではなく、観音開きのクローゼット！そもそもあの家は洋風で押入れも襖もないよ】

景光「って言われて‥‥でも確かに俺はあの時押入れに‥‥」
降谷「それ、景が預けられた東京の親戚の家とごっちゃになってるんじゃ？
あの家って日本家屋で逆に押し入れや襖しかなかったから‥‥」

景光「そ、そうかも！！」
松田「だとしたら‥‥変じゃねぇか？隠れてたのが観音開きのクローゼットなら犯人が足を滑らせてぶつかった時に扉が閉まるはず‥‥」
萩原「確かにその後肩を抑える犯人の姿を見るには‥‥クローゼットの扉を自ら開ける必要がある」

松田「お前‥‥その状況で、扉明けたのかよ？」
景光「あ、開けるわけないよ！！」
伊達「もしかして、諸伏が覗いていた隙間は‥‥縦じゃなく横だったんじゃねぇか？
クローゼットのスリットからあら扉が閉まったままでも外を覗くことはできるだろう？」

班長のその一言で俺たちは衝撃の真実にたどり着いた‥‥
もしかして、だとすると‥‥本当に！！俺が昨日であった子は！！
早く確かめないとと思った時の行動は早かった！

嫌な予感がぬぐえない！

俺たちは掃除道具を投げ捨てて外に飛び出して外守さんの家に向かった
あの子が危ないかもしれない！

そう思うと駆けずにはいられなかった
景光「そうか、そうだったんだ！
あの時おれは押入れじゃなくクローゼットに隠れていてクローゼットのスリット越しに犯人の姿を見ていたんだ！！上と下がスリットで見えなかったとしたら外守さんの向かい合った観音像のタトゥーもゴブレットに見える！！」

萩原「犯人が肩を抑えた時に二の腕についたそのタトゥーが見えなかったのは血まみれで二の腕からなぞるように肩を抑えたから‥‥血で隠れてたってわけね」
伊達「そう‥‥ずっとひっかかっていたんだ‥‥外守さんが15歳にもなる中学生と二人暮らしということにな‥‥だよな？ゼロ」

降谷「あぁコンビニ強盗に監 禁されたときに外守さん言ってたな「娘のおやつを買いに来た」って‥‥」
松田「始めは孫娘のことだと思ったんだが‥‥どうやら違うみたいだしな
その外守のおっさんが長野弁を話す入江さんのおっさんど同郷だってんならもう間違いねぇ

15年前諸伏の両親を殺したのは外守 一だ！」

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