1章:座敷童の本音 エースside ページ26
エース「お前、‥‥Aっていうのか？」
《そうです‥‥今まで挨拶ができず。ごめんなさい…改めてAです
よろしくお願いします》
アレン「…確かにかわいいっすけど、とりあえずこれは船長にお返ししますね」
と言ってブレスレットを俺に渡した。
その後俺たちは船に帰り子供の存在を知ってもらうためにブレスレットを霊感ない奴らにつけてみるとアレン同様に姿がはっきりと見えたらしい。
これで俺が朝見たのを信じてくれたようだ。
その後なんだかんだで仲間たちがAを気に入りすぐに受け入れたようで宴をすることになった
ワイワイと賑わっている中で主役のAが後尾に行くのを見かけつぶれている奴らを放っておいて後を追いかける
すると寂しげに満点の星空を見上げていた
その姿は手を伸ばしたらすぐに消えてしまいそうなくらいに儚げだった
俺はAの隣に座り思わず本音を呟いた
エース「‥‥ほんと、お前って何なんだろうな」
《‥‥僕は、僕だよ？》
エース「いや、そうじゃなくてよぉ…その、本当に人間じゃねぇんだなって改めて思ってよ」
《‥‥僕はね、元は人間だったんだ。でもこの星とは違う世界の人間だった…
ある日ねいつも道理に過ごしていたはずなのにいつの間にかこっちの世界に来ちゃったの》
エース「‥‥は？」
突然のエンカウントに今度は俺が唖然とする番だった。
元々人間だった？こことは違う世界の人間？何言ってんだ？
エース「‥‥元々は人間で、気が付いたらいつの間にか人間じゃなくなってただけではなく
違う世界に来た‥‥と？」
《そう。…ぼく自信も初めは信じられなかった
だけど僕が生まれ育った世界と全然違う世界だし、誰一人としてぼくがいることに気づいてくれなかった》
誰も自分を知っているものがいない‥‥独りぼっち
その言葉が胸の中にストンと落ちる。
《寂しかったんだ‥‥つい昨日まで生きていたはずなのに
誰も僕の存在に気づいてくれないし‥‥物にも人にも触れられない
この世界で僕のことを知っている人がいない》
《…僕はここにいるよって、叫びたかった‥‥ううん、心の中では叫んでたんだ
この世界でずっとひとりぼっちになるんだと思ったらね‥‥ぼくのことが見える人がいたの》
俺は幼少期の自分を思い出していた
1章:さようならは言わない エースside→←1章:座敷童と謎の占い師 エースside
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蒼陽(プロフ) - mikittyさん» コメントありがとうございます。明日は早出の仕事なので後日更新しますので楽しみにしていてください！ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 続編楽しみに待っています！ (2022年8月10日 22時) (レス) @page50 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - 水無月弥生さん» ありがとうございます。熱は下がっているんですが咳がまだ続きますね今月は外に出られないので家にいますが月末あたりに更新できたらいいなと思ってます (2022年3月22日 19時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - え！？辛い中メモありがとうございます。咳と鼻水辛いですよね,いつまでも待ってますので今はどうかご自愛くださいm(*_ _)m (2022年3月22日 17時) (レス) @page35 id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - りささん» ありがとうございます。仕事が忙しくて…中々更新できずすみません←言い訳）なるべく早めに更新しますね！ (2022年3月16日 20時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼陽 | 作成日時：2021年10月26日 13時
