あの人を探して三千里【第五人格】

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｢Aさん大丈夫？痛くない？｣


「ええ、ありがとうございますエミリーさん」


あのゲームの後私は医務室でエミリーさんに治療を受けておりました。


しかし、あの恐怖を味わった後になんと今日はもう1ゲームあるのです。


ああ、今日はなんと運の悪い。


今日は何もしたくない気分なのに。


「Aさん次のゲームも頑張ってね」


「…ありがとうございます」


「そんな顔しないで、大丈夫よ次のゲームにはエマがいるもの」


エミリーさんはそう言って私の頭を撫でてくれる。


彼女と共にいると何故でしょう、とても安心するの。


「エミリーさんありがとう、頑張ってきますね」


「ええ、行ってらっしゃい」









＊＊＊＊＊＊＊





今回のメンバーはエマさん、イライさん、ヘレナさん。


場所は赤の教会。


チェイス が苦手な方が多いメンバーではありますがどなたが追われたとしても解読が早いためきっと最後まで解読し終わるとは思います。


もしもの時は私の特質を使いましょう。



「よろしくなの、Aさん！」


「はい、こちらこそよろしくお願いしますね」


「エマはAさんに呼び捨てにして欲しいの！」


「えっそれは」


「そうですね、是非Aさんには敬語を外して欲しいです」


「僕にもそうして欲しいですね」


「ヘレナさんにイライさんまで」


「Aさん」


エマさん、そんな小動物の様な目に弱いとわかっていてやっていますね……。


アザトイんですから………。


「呼び捨てにはさせて貰いますが、敬語は少しづつでもいい…ですか」


「もちろんなの！」


「よろしくねA」


「改めてって感じなの！」


「ええ、改めてよろしくね、皆さん」



その言葉を最後に頭の中でパリンッと割れる音がした。

7→←感謝！！

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