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〜和side〜
切れ長の綺麗な眸を細めて
もの可笑しそうに口角を上げた姉さん。
素顔は笑っている様に見えても
その瞳の奥に、落ちた流れ星を見ると
その役目を担うのが適任かどうかなんて
正直、俺には分からないけど
余計なお節介をかくと
きっとこの人は怒るから。
何も言わず
ただ、肩を並べて帰路につく
「…そういうあんたは居ないの？好きな人」
「んー、居ないね。
俺、この仕事で生涯、歌詞に使う女は
1人だけって決めてるから」
「何よ、生意気言っちゃって。
でもそんなん私も一緒よ。
きっとこの先ずっと智を越える男なんて
居ないんでしょうからね」
「…やっぱり未練あんじゃん」
「ばかね。そんな訳ないでしょ。
恋する人と愛する人は女にとっては別物なのよ」
「…響かねぇわー」
「ちょっと！ほんと、可愛くないわよね、あんた」
「お誉めに預かり光栄で御座いますよ、お嬢様」
「あんた、翔じゃなくて影山に似てきたわね。
今夜のパーティ。
絶対来なさいよね。雅紀や潤も呼んでるから」
「はいはい、喜んで」
・
明けたばかりの冬の空
「ねぇ、和」
「ん？」
朝の冷気と共に新鮮に輝いて見える、透明の雨
「見て…ほら」
世界を覆い尽くす、灰色の雲を見る度に
君と出逢った、あの雨の日の事を思い出すんだ
ずっと言えないでいた、その一言
光が差し込む雲の隙間に飛ばせば
俺の声は、君の元に届くかな
柄にもないなんて、笑うだろうか。
ふと、見上げた先を彩る天橋立
優しく笑う君が
この時間が 空間が
泣きたくなるくらい
1番大事なものだよ
…なんて言っていた頃は言えなかった
こんな簡単な言葉1つ
どうして言えなかったかな
見上げた先のものより
君は
きみは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
今なら言える
虹より 君は綺麗だ
姉さんの鞄についた、7色のキーホルダーが
シャラリ、と揺れた。
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星羅*(プロフ) - きよさん» きよさん！泣 コメントありがとうございます！更新めちゃくちゃ遅くなってしまって大変申し訳ないです！人が悪くなっちゃいました、かたじけない笑 この続きはいつかお見せできると嬉しいですなぁ＾＾お付き合い頂き本当にありがとうございました！ (2019年12月11日 20時) (
レス) id: d56f518aff (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 星羅＊さん、更新きたぁ！と思ったら「えっ、まさか！？ 」な展開。そんなわけないですよねぇ人が悪い (笑)。 翔くん、本当に良かったです。和くんもちゃんと立ち直って良かった。この幸せの続きがきになりますが、完結お疲れさまでした。 (2019年12月11日 18時) (レス) id: 7f433b7b81 (このIDを非表示/違反報告)
翔ちゃむ - すこぶる可愛い翔くんに翻弄されてる智君がとても好きです！！お山の2人は勿論紅羽ちゃんの行方がとても気になります…ニノとの今後のやりとりがとても楽しみです。お忙しいとは思いますがこの作品の一ファンとして心待ちにしてます！！ (2018年10月14日 23時) (レス) id: e8e7665cca (このIDを非表示/違反報告)
翔ちゃむ - 星羅さん、移行お疲れ様です！動き出した新たな展開にドキドキが止まらない一方で、もうひと波乱あるのではないかと、目が離せません！ (2018年10月14日 23時) (レス) id: e8e7665cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅*
| 作成日時：2018年10月8日 17時
