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〜和side〜
…は？
｢お前、二宮和也だろ。｣
コンビニのガラス戸までの僅かな距離を
阻む様に立っている上下黒のパーカーに
声を掛けられて、咄嗟に低い声が出た。
目深にフードを被っている、そいつの人相は
当然だけど見えなくて。
声や、風貌から性別は同類だということは
わかったけど
…いや、待てや
誰か正解を教えてくれませんかね。
まず、コンビニから出て来た見ず知らずの
初対面の男に目の前で突然名前を呼ばれたら
どう反応するべき？
｢…え、誰っスか。｣
まぁ、そうなるよね。
一見、20代前半に見えるけど
タダならぬ男の雰囲気に一応、身構えて
距離を取りながら無愛想に応えると
｢…んだよ…
あいつ、俺の事お前に言ってなかった訳？｣
｢…はい？｣
そいつは不意に一瞬、狼狽え眉根を寄せたかと
思いきや。
バサッと目深に被っていたフードを
片手で下ろして隠されていた瞳を顕にした。
…いや。だから知らねぇ輩のツラ見せられても
反応に困るんですけど。
無駄に顔が整っているのも、意味が分からない。
…いよいよ、不審者の範囲内に踏み込んできて
思わず1歩後ろに更に後退する。
顔面があまりにも警戒心で溢れている俺を
見兼ねたのか。
その男は薄らと口角を緩めて、爽やかに
こう言い放った。
｢…俺は綾瀬蓮。…つっても、あれだよな。
あー…もういいや。めんどくせぇ。
コレ、見せればわかるか？｣
奴がグイッと、胸元のスエットをひっ掴み
撓ませる様にしてシャツの襟元を下げた先には
「…野暮用。メシくらい、俺が奢っからさ
ちょっくら、付き合ってくんねぇかな」
＿＿＿＿＿『飾りはもう何処かにいっちゃった』
いつの日か
この目に宿した銀の鎖
淡く黄金に光る蛍の飾りが付けられた
ネックレスが
意味有りげに、キラリと鈍く輝いたのが見えて
漸く俺の脳内は、こいつの存在の大きさを
探る様に認識し始めた
この出会いをキッカケに
止まっていた、時の歯車達が交差する様に
大きく歪み出した
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星羅*(プロフ) - きよさん» きよさん！泣 コメントありがとうございます！更新めちゃくちゃ遅くなってしまって大変申し訳ないです！人が悪くなっちゃいました、かたじけない笑 この続きはいつかお見せできると嬉しいですなぁ＾＾お付き合い頂き本当にありがとうございました！ (2019年12月11日 20時) (
レス) id: d56f518aff (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 星羅＊さん、更新きたぁ！と思ったら「えっ、まさか！？ 」な展開。そんなわけないですよねぇ人が悪い (笑)。 翔くん、本当に良かったです。和くんもちゃんと立ち直って良かった。この幸せの続きがきになりますが、完結お疲れさまでした。 (2019年12月11日 18時) (レス) id: 7f433b7b81 (このIDを非表示/違反報告)
翔ちゃむ - すこぶる可愛い翔くんに翻弄されてる智君がとても好きです！！お山の2人は勿論紅羽ちゃんの行方がとても気になります…ニノとの今後のやりとりがとても楽しみです。お忙しいとは思いますがこの作品の一ファンとして心待ちにしてます！！ (2018年10月14日 23時) (レス) id: e8e7665cca (このIDを非表示/違反報告)
翔ちゃむ - 星羅さん、移行お疲れ様です！動き出した新たな展開にドキドキが止まらない一方で、もうひと波乱あるのではないかと、目が離せません！ (2018年10月14日 23時) (レス) id: e8e7665cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅*
| 作成日時：2018年10月8日 17時
