そろそろ自重を覚えようか？轟ｸｩﾝ？？ (ページ4)

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０４｜ページ4

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「......」

突然黙り込んだ轟。
何か癪に触ってしまったのかと焦る私。

現場はざわついているのに、ここだけは悪い意味で静かだった。

「...俺は、Aにしか言ってねぇ。」

「ウン？」

ポツリと呟かれた言葉はしっかりと耳に届いた。
私は「ふぇ？」とか言えないタイプの人間だから。

ただ突然すぎるカミングアウトに動揺して、
「あれ？こいつホントに轟か？」と疑心暗鬼になる

だって轟はとにかくキスとかセッ〈ﾋﾟｰ〉したい奴
でしょ？((

「...早く行くぞ。早く終えたらキスしよう」

「誰がてめぇなんぞとやるかボケが！！！！髪の毛毟るぞ！！」

「痛そうだな...」

げしっ、と轟に軽いケリを入れてお互い反対方向に走り出す。

初仕事が終わったのはその20分後だった。

「おい、あの新人ヒーロー・ウェポンズって子、ホントにヒーローか？言動めちゃくちゃ怖かったよなあ。」

「ああ、分かる。同じ新人ヒーロー・ショートと仲良さそう？だったな。」

「たしかに。それにしてもこええわ。いやでも顔はかわいくね？」

「それなー」