そろそろ自重を覚えようか？轟ｸｩﾝ？？ (ページ21)

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「ん、ごちそうさまでした。美味しかったです」

「お粗末様でした。」

コイツは蕎麦しか作れないもんなのかと思い込んでたわ。けど違うわ、私より女子力高ぇわ。ヒェッ。

さすがに片付けくらいわ...と思ってもやっぱりトドロッキーは「駄目だ」と言ってきた。
うーーーーん。お前はオカンか！！！！！！！！！

と、ツッコミたくなってしまうのはこの状況を見た誰もが思うことだとおもんだけれども。
結局またお言葉に甘えちゃうことになった。

私はダラダラとテレビを眺めることにした。

「＿＿ぃ、おい、A...」

「ぅん、？.....あ、わっ。」

驚いてソファから転げ落ちそうになる。
それを轟が支えた。

「あーービックリした。ありがと」

「大丈夫か？..風呂は沸かしておいた。俺は帰るぞ」

私に視線を合わせるように少ししゃがんで轟は言う。
流れに乗る感じで私の頭を撫でようとした手を華麗に払い除ける。

「今日はセクハラしてかないんだ。逆にきもい」

なんか寝起きでテンション上がらん。
ははっと乾いた笑いが出る。

「......でも、色々とありがと。轟」

目をそらしてしまった。
なんとなく、こんな真剣に普段言わない事を言って照れてたんだと思う。

「今度..なんか奢る」

照れた事は秒で忘れるとして、私は轟と『今度』の約束を交わして別れた(？)というか轟に帰ってもらった。

はあぁぁ。夕飯久しぶりにしっかり食べた気がする。