興味ないこと2つ目 ページ3
買い物が終わって家に帰っているときだった
暑い夏、生温い風、道を行き交う人々
いつもと変わらず、相変わらず興味ないことばかり
だけど…
『…ハリネズミ?』
ハリネズミが落ちていた
そのままにしておいてもいいんだけど…
『つまらないから楽しくならないかな…』
なんて、思って拾ってみた
家に帰ってタオルで拭いてからタオルのやまに寝かしてあげる
この時間、すでに学校は始まっている
『…まぁ、今日は休むか…学校なんて、興味ないし』
だったらなんで受験したんだよ、とかは突っ込まないでほしい…
「キュイ…」
『…ん?あ、目覚めたのか』
針の上からでも撫でてあげる
…かわいい
『お前の名前は…スティ ボクがいつか全てに興味が持てるといいな…』
『これからよろしく、スティ』
そういってあるのかよくわからない首?に細く切った布を巻いてあげた
「キュイーー!」
うん、喜んでいる…のかな、これ…
『いたっ』
だからと言ってずっと撫でているのはまずかったのか針で切ってしまった 心配しているのかはわからないけど傷口をなめてくるし…
『ありがとう、スティ もう痛くないよ』
絆創膏を傷口に貼り、スティに笑いかける
『そうだ、学校に休みの連絡いれなくちゃ…スティちょっとまたててね』
スティに背を向けて電話をする
電話が終わって後ろを振り向くと…
『…君誰?』
?「俺?俺はハリネズミのスティっす!」
『は?スティはハリネズミだけど…っ?!』
突如あらわれた鎖ボクとスティ?を繋いでいる…
「あんたが新しい俺の主人ッスね、これからよろしくッス」
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作者名:コハク | 作成日時:2016年9月4日 23時