百六十一個目の消去 ページ39
サリューside
やっぱり、僕はどうにも曲がった性格らしい
僕の決定が、彼女を何より傷つけると分かっているのに
だけどどんな時でもデルタの1番であるフェイに憎しみを抱いて、苦しめてしまう
僕がどれだけ思っても、手に入れられないその場所が羨ましい
＊
ザンがボールを支配し続けて、ようやくゴール前へたどり着いた
…僕としては、遅いくらいだけど
「スプリングアロー!!」
「くっ…うわぁぁ!!」
相手のキーパーは止めきれず、それはこちらの先制点になった
そして、またザンが攻め上がる
「ディザスターブレイクＧ２!!」
そういえばザナークがフェーダに入ったのは…雷門の誰かと戦うためだったけ
彼の力は予想通り強力で、これもザンの得点となった
「…勝負あったね」
『このまま雷門が負けるとは思えないけどね』
だけどザンでも何か揉め事が起きたらしい
『…ザナークと仲間割れしてるのか…』
｢…みたいだね｣
これはこれで、世間に示しがつかないから控えた方がいいと思うけど…
…どうしようもない
＊
相変わらずのラフプレーで、ガロが一気にゴール前まで躍り出る
「黒き翼レイブン!
はぁぁぁぁああ!!」
「うわぁぁ!!?」
『…3点目、か…早いね』
雷門はだいぶ体力を消耗してるようだし…
『…フェイ…』
｢! ……｣
…大丈夫だよ、デルタ
もうすぐ君の元へ、帰ってくるからね
僕は静かに立ち上がって、フィールドを眺めた
「…そろそろいいかな。デルタ、準備はいい?」
『……うん』
僕はボールを持ってあがっていたフェイに向かって、テレパシーを飛ばした
｢!!｣
「…フェイ…?」
ほかのメンバーも、立ち止まったフェイの異変に気づき動きを止めた
ここから先は、彼女の役目だ
デルタは悲しそうにまゆをひそめながら、口を開いた
『……フェイ…戻ってきて、私達の元へ…』
｢!!｣
全員がこの光景を、不思議な眼差しで見つめる
そりゃそうだ、普通の人間には何も聞こえない
｢…思い出すんだ、全てを｣
｢…全て…｣
＿＿＿＿あの日
デルタがエルドラドに潜入した、つぎの日
フェイはセカンドステージ・チルドレンとしての記憶を失った
…いや、消された
まさにこの僕の手によって
僕らの今後のために
僕の、満足のために
｢っ…そうだ…僕、は…｣
『……思い出した?貴方が私たちの仲間だってこと』
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» うんwwwwまあね？ 駄作じゃないし！！！！泣かないで！！！（（おろおろ (2013年7月14日 12時) (
レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» でもアニメ通りなんだよね・・・；駄作だし泣いちゃう・・っよ・・ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - ミシェルさん» だ、大ジョブ！？おぉうふ・・・頑張れ！ミシェルちゃん！！ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» あははwwほかに、SARUと支援者Xの話のところで微妙なとこあったんだけど・・・・ ないよ！？駄作じゃないし！！！泣かないで！！！ (2013年7月13日 20時) (レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» めっちゃ細かいところまで！？ありがとう！！ あるよ？そ、そんなこと言われても・・・ (2013年7月13日 20時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年6月30日 10時
