百五十八個目の消去 ページ36
｢…僕は…これが終わりだと、思ってない…!｣
『……』
サリューが私をぎゅっと抱きしめて、まるで泣きそうに声を震わせる
『……サリュー…
…大丈夫、大丈夫…まだ、私はここにいるよ』
｢……｣
『まだ、終わりじゃない』
震える彼の背に手を回して、私はそう言った
私の1番は、ずっとフェイだった
それ以外ありえないし、これからもそれは変わらないと思っていたのに
気づきたくなかった想いだって、
最後にはどうせ泡沫と化してしまうのだから…
今ぐらい、許して欲しい
｢…ごめん｣
『ううん、謝らないで
…明日のために、私たちも休んだ方がいいよ』
｢!｣
私はサリューからそっと離れて、扉の前で立ち止まった
『…おやすみ』
｢…うん、おやすみ｣
廊下に伸びる影を見て、私はなんとも言えない安堵の波におそわれた
『…まだ…大丈夫…』
＊
＊
つぎの日
私はサリューの隣で、スタジアムを見下ろしていた
『……』
ここは私たちの…世界の運命を決める重要な場所
周りはほとんどがエルドラドの応援で、なんとも騒がしい
…まあこれだけの観客を集めたのは、私たちフェーダなのだけど
だからフェーダのメンバーはみんな全く気にしていない
だって観客は、自分たちの力を知らしめるための
都合のいいモノでしかないんだから
最初の試合は…ザン、か
『…フェイ…』
私は誰にも聞こえないように、静かにつぶやいた
上空にはホログラム映像の花火が上がっている
全てがサリューの仕業だけど、やっぱりそれは綺麗だ
そんな時＿＿＿＿
「…始まったね、ラグナロクが」
私の後ろで、自慢の髪をくるくると弄んでいるヴァンフェニーが言った
『…ヴァンフェニー』
「でも、こんなことして何になるっていうのかなぁ」
「…全くだ。あんな奴ら迷わず滅ぼしてしまうべきだろう」
｢ガルシャア…｣
今度は少し離れたところで座っているガルシャアがそう言い放った
- 金 運: ★☆☆☆☆
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優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» うんwwwwまあね？ 駄作じゃないし！！！！泣かないで！！！（（おろおろ (2013年7月14日 12時) (
レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» でもアニメ通りなんだよね・・・；駄作だし泣いちゃう・・っよ・・ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - ミシェルさん» だ、大ジョブ！？おぉうふ・・・頑張れ！ミシェルちゃん！！ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» あははwwほかに、SARUと支援者Xの話のところで微妙なとこあったんだけど・・・・ ないよ！？駄作じゃないし！！！泣かないで！！！ (2013年7月13日 20時) (レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» めっちゃ細かいところまで！？ありがとう！！ あるよ？そ、そんなこと言われても・・・ (2013年7月13日 20時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年6月30日 10時
