百五十一個目の消去 ページ29
黄名子side
＊
「そして…最後に、Aについてだ」
｢!｣
SSCの説明を一通りされてから、エルドラドの議長が静かに切り出した
「恐らく…あいつはもう帰ってこないだろう」
｢｢!!!｣｣
「…我々はAのことを監視できない。そしてそれには理由がある…
彼奴の持つSSCの力が強力なため、我々の監視ツールは故障してしまうのだ
…残念だが今のエルドラドの技術では、彼奴の特殊な力を消す事はできなかった｣
｢っ、待って!Aが…姉さんが、SSCの力を持ってる…?そんな、まさか…｣
「…元々ＳＳＣにいたはずの彼奴が、エルドラドの入り口で倒れていた
都合がいいことにあいつは記憶を無くしていた
そこで我々はこちら側にとって危険人物であるデルタにAという名前を与え、利用することにした」
「そんな…でも、僕のことは…」
「忘れていたのは、自分がフェーダの一員であるということだけ」
…デルタは
デルタはずっと苦しんで戦っていたんだね
正体を隠して、フェイと戦い続けていた
うちがみんなに合流する、もっと前から
…デルタの気持ちを考えるだけで、心苦しくなる
なのにそれをまだ…続けようとするの…?
｢…だからもしも、SSC…特に、皇帝と呼ばれる彼奴と接触すれば…｣
「記憶を取り戻し、敵となる可能性があるってことか…」
「…姉さんが…SSC…?」
フェイはショックを隠せないようで、さっきからずっと俯いている
「…彼奴の今までの能力は、我々が制御した範囲でのものだ」
｢!!｣
｢じゃあ…!｣
「あの強さで本気じゃないというのか…!?」
「だから特にデルタに備えて、練習をしてほしい。
デルタについてはエルドラドのメンバーがよく知っているだろう」
｢…アルファにベータ…それにガンマか…｣
「彼奴らもAを取り戻そう必死だからな…1度聞いてみるといい」
「…姉さん…」
「フェイ…」
"…お願いします、フェイのこと"
そう言ったあの子が脳裏に浮かぶ
うちが見るデルタは、みんな悲しそうな顔ばかり
うちは、笑顔を見るために…笑顔にするために、やってきたのに
｢…デルタ…｣
…うちが、きっと
貴方を救ってあげるから
だから貴方は、どうか前だけを向き続けて
そしてそれが間違っているのなら…
うちが正して、みせるから
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» うんwwwwまあね？ 駄作じゃないし！！！！泣かないで！！！（（おろおろ (2013年7月14日 12時) (
レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» でもアニメ通りなんだよね・・・；駄作だし泣いちゃう・・っよ・・ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - ミシェルさん» だ、大ジョブ！？おぉうふ・・・頑張れ！ミシェルちゃん！！ (2013年7月14日 9時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
優＠蘭厨（（(プロフ) - デルタさん» あははwwほかに、SARUと支援者Xの話のところで微妙なとこあったんだけど・・・・ ないよ！？駄作じゃないし！！！泣かないで！！！ (2013年7月13日 20時) (レス) id: a0ed34e487 (このIDを非表示/違反報告)
デルタ(プロフ) - 優＠蘭厨（（さん» めっちゃ細かいところまで！？ありがとう！！ あるよ？そ、そんなこと言われても・・・ (2013年7月13日 20時) (レス) id: b7b93d76e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年6月30日 10時
