【СR】彼との生活は危機一髪？【selly】 (ページ36)

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最終話幸せの始まりページ36

『すみません、そこの後ろのものを取りたくて。』

パンの並ぶ棚の前に立っていた主婦の方に声をかける。

『あら！ごめんなさいね。気づかなくて。...あなた日本人？韓国語が上手ね〜。』

『ありがとうございます。もうここに来て6年も経つんですよ。』

『あらあら、そうだったの！邪魔してごめんなさいねぇ。ふふ、お似合いよ。』

手元でキラッと光った赤い宝石。

カラカラとカートを押す音と共に、歩く足音が2つ。

「今日はなに。」

喜びの交じったこえで、後ろから夫が話しかける。

「別に韓国語でもいいのに。」

商品を見て回りながら、6年前の出来事を思い出す。

「俺は、覚悟できたよ。」

ずっとずっと、一緒だって。
離れないってまた抱きついたあなたを、私は受け止めるようにもっと強く抱きしめた。

さっきまで泣いていたあなたより、もっと大泣きした私にびっくしていたのが面白かったな。

あれから一度日本に帰って、色々大変だったんだから。

会社の人には怒られちゃったし、
警察にもすごくお世話になった。

人生で1番、濃い1週間だったな。

でも、もういいよね。

信じて、いいよね。

赤く光る指輪は、2人照らした。

「sellyぃ...まだそれは、早いよ！」

泣きながら声を上げた。

「ふははっ、じゃあ俺と付き合ってくれるの？」

「もぢろん...っ。」

もっと、たくさん。
あなたと幸せになろうね。

あとがき

電撃結婚、おめでとうございます。

初めての作品でしたが、いかがだったでしょうか。

ストーリーが薄れるうちにと音速で書いたものですから、変な箇所が沢山あると思います。

それでもここまで見てくださり、ありがとうございました。

これからも、小説を書いてまいりますので
ご愛読のほど、よろしくお願いします。

次は、どなたを書こうか決めてはいませんので
CR限定にはなってしまいますが誰かを書いて欲しいなどのリクエストがあれば書こうと思っております。
(なければこのままKR勢の方を1人ずつ、という感じになります。)

この作品のミニ続編などを書こうかとも思っていましたが、こちらも声があれば書こうと思います。

では、次の作品でお会いしましょう。