【СR】彼との生活は危機一髪？【selly】 (ページ33)

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第32話決定ページ33

「っしゃーーー！！！初キルーー！！！」

誰もいない家の中で叫ぶ。
APEXを初めて、既に2時間弱が経過した。
初めてのFPSは思ってたよりも難しくて苦戦の連続だった。

sellyの配信を見続けたおかげで、ゲーム画面には慣れていたしどんなゲームかも知っていたけど。

「たはぁー...こんなに難しいなんて。」

銃を真っ直ぐ向けているのに撃つとどっか行っちゃうし、調べてみてもリコイルだかキャラコンだか、とてもじゃないけどド初心者にはまだ早い話だったし。

でも、どうしてもsellyが使っているあの銃でキルがしたくて。動き回る敵に無茶苦茶に発砲していたら、バシュッと気持ちのいい音と共にキルログがながれた。

紛れもなく、私のキルだった。

「よし、まあAPEXはもういっか！」

試合の続きを淡々とプレイしながら今日の晩御飯を考える。
照り焼きなんていいんじゃない？
初キルのご褒美もなるしね。

そうだ、sellyにもカカオを送っておこう。
きっとたくさん褒めてくれるだろうな〜。

《ウィングマンで、初めてキルとったよ！》

よーし、最後の試合だし頑張るかー。

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『それで？覚悟は決まったの。』

『...決まった。あとは俺だけでどうにかする。』