【СR】彼との生活は危機一髪？【selly】 (ページ26)

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第25話今の関係ページ26

ご飯を食べ終わった後はしばらくゲームの時間のようで、Rasさんがついでに持ってきていたお酒も飲み始めていた。

私はと言うと、別にやりたいゲームもなかったので、キッチンで食器を洗ったり、みんなのおつまみを作ったりしていた。

お酒は強くない、というかあまり味が好きではなかったので遠慮させてもらった。

「じゃがいも買ってたし、ポテトでも作ろうかな。」

いもを細く切って、油を温める。

温めている間、暇なものだからキッチンからテレビを遠目で見る。どうやらゲームではなく、動画鑑賞会でもしているようだ。

4人でガヤガヤと同じテレビを囲んでなにかを言い合っている。お酒が入っているせいか声量も2倍ほどになってよく聞こえるがいかんせん韓国語なものだからなんと言ってるのか分からない。

まぁでも、あんなに楽しそうなsellyをみたのははじめてかもしれない。私といる時はいつも切羽詰まってるもんだから。

「...なんか、やだな。」

じゃがいもの水分を抜きながら考える。

やっぱり私といるべきじゃない気がする。
あんなふうに誰かと笑っている方が、sellyも楽しいはずなのに。

揚げ終わったポテトをキッチンペーパーを挟んでお皿に乗せて塩を振る。1本かじるとじゅわっと油が溢れる。それと同時に、私の覚悟も決まった。

sellyとの関係を、キッパリと終わらせよう。
そのためにも、selly本人との会話も必要だ。