▽ ページ28
Aside
あれからだいぶ時間が経った
未だにバレていない
何とかやっている
気管支が炎症を起こしている
咳が出る前に吸入して喉を休ませれば次第に治る
それまでの辛抱だ
ﾓﾄｷ「あっちー…そろそろ言おう？次いつ倒れるかわかんないよ？」
貴「そんなことは分かってるよ…でも…言いたくない…」
我儘だって分かってる
今もこうしてモトキを困らせてる
迷惑かけないように黙っているのに
モトキも迷惑してる
消えちゃいたい
生まれてきて何度かそう思ったことがある
最近は思わなかったのに…
私を変えてくれたシルクが大好き
だから…シルクが悲しい顔するなら
死んじゃってもいい
ﾓﾄｷ「…じゃあさ、シルクが仮にガンになったとするじゃん？それあっちーに言わないで1人で抱えて死んじゃったらどう思う？」
想像しただけで鳥肌がたった
貴「なんで言ってくれなかったんだろう…って思う」
その回答を聞いてモトキが優しく頷いた
私の頭を撫でて
ﾓﾄｷ「でしょ？シルクもそう思ってるよ、本当は一番最初に話して欲しかったんじゃないかな？」
…私はバカだ
周りが見えてない
シルクはなんでも話してくれる
私は誤魔化してばっかだ
ﾓﾄｷ「分かった？そしたら今すぐシルクに電話しな？」
頷いて直ぐに電話をかけた
『もしもしA？』
モトキにも聞こえるようにスピーカーにして通話した
貴「話したいことがあるの…だから早く帰ってきてね？」
少しの沈黙があって
『分かった、仕事終わらせたらすぐ帰るから待ってろよ』
優しい声が聞こえた
貴「うん、待ってるよ」
電話を切ると直ぐに
ﾓﾄｷ「よく頑張りました！あとは2人でじっくり話な？誤魔化したらダメだよ？」
貴「…うん、モトキありがとう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こつぶ（ここ）(プロフ) - *ののさん» そーなんですか…(´・ω・｀)マラソンの部分書いてほしいです…！ (2019年4月13日 21時) (
レス) id: 774bd11b3a (このIDを非表示/違反報告)
*のの(プロフ) - こつぶ（ここ）さん» 予定があわずオールスター感謝祭を見れていないんです…書いて欲しいシーンを詳しく書いて頂ければ頑張りますが…難しいかもです (2019年4月13日 20時) (レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 凄い．．．ありがとうございました！ (2019年4月13日 20時) (レス) id: ae7f37ea5c (このIDを非表示/違反報告)
こつぶ（ここ）(プロフ) - オールスター感謝祭のものを書いて欲しいです！ (2019年4月13日 19時) (レス) id: 774bd11b3a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ&くう(プロフ) - こちらそこ何度もありがとうございます (2019年4月8日 7時) (レス) id: 7ab6ffeaef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2019年3月27日 23時
