Chocolate…sixty two ページ14
左｢…というわけだ。わかったか、御影。｣
ピリピリと足が痺れて30分くらい経ってやっとさきょうの説教タイムが終わった。(反省の色無し)
貴｢はい……っくしゅん｣
左｢…？って、お前！！髪濡れてんじゃねぇか！｣
なんで乾かして来なかったんだ、とまた左京節が始まりそうになった時。
密｢A、おいで｣
足が痺れてるから動きづらい…と思いながら兄さんの元へ逃げ込む。
さきょうから逃げることは成功した。
いつの間にか兄さんの手にはドライヤーが握られていた。
密｢乾かしてあげる。座って。｣
ソファに座る兄さんの足の間に腰を下ろす。
ゴォーと音を鳴らしながら温かい風が吹く。
誉｢…密くんが寝ないで人の世話するなんて初めてみたよ。｣
一｢うわわ！ヒソヒソがAちゃんの頭乾かしてるの？！めっちゃ珍しいじゃん！インステあげよ！｣
幸｢明日天気悪くなるんじゃ｣
幸い、みんなテレビを見ていなかったのでテレビの邪魔にはならなかった。
密｢…髪もうすぐ乾く｣
貴｢うん…｣
兄さんの優しい手つきと温かい風でだんだん眠くなって…
東｢おっと。｣
そっとおでこに手を当てたあず。
あずの手が無かったらテーブルに頭ぶつけてた
一｢アズーナイスキャッチ！｣
パシャリと軽快な音が聞こえた。
貴｢…あり…が、とう｣
東｢おやおや、随分おねむのようだね｣
ふふ、と笑いながらそう言うあず。
すごくねむいですね…
すると、先程まで温かかった風が冷たくなった。
密｢もう終わるから｣
貴｢うん…｣
───
密｢はい、終わり。｣
貴｢ありがと兄さん｣
すると、兄さんはソファから滑り降りて私の背中にぴったりくっついた。
後からぎゅっと優しく抱きしめながら兄さんは眠りの世界に入ってしまった。
…兄さんも大人みたいな手だな…(大人です)
意外と角張っている兄さんの手にそっと自分の手を重ねる。
いつも寝る時、あずと一緒に寝てるのも安心するけど、兄さんと一緒に寝る時はあず以上に安心する。
私の肩に兄さんの顔。なら、私も兄さんの肩に頭乗せよ。
私は重心を後ろに傾け、兄さんの肩に寄りかかるように頭を乗せた。
兄さんの体温が心地よくて。
気が付けば夢の世界へと行っていた。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿
紬｢あれ？2人とも寝ちゃってるの？｣
東｢可愛いよね、2人とも。｣
紬｢次冬組お風呂なんだけどなぁ｣
あはは、と笑いながら2人を起こす紬なのだった。
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若冬(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！不注意でした…。ありがとうございます！ (2018年3月3日 23時) (
レス) id: 8a16ac0c69 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月3日 20時) (レス) id: 65add850d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若冬 | 作成日時：2018年3月3日 19時
