【最終章】-6 ページ6
すると突然、身体が優しい温もりに包まれた。
「っ……？！…」
私はビックリして息が詰まる思いだったけれど、鼻をくすぐるイライさんの香りが、心を落ち着かせた。
顔が、イライさんの胸の中に埋まって、彼の心臓の音が聞こえる。すごく速い…
でも、心臓の鼓動の速さは、私も負けていないだろうし、きっと顔も真っ赤だから、見えなくてよかったと思った。
イライさんは私の背中に両手を回して、優しくぎゅっと抱き締めてくれた。
そして私は初めて、自分から男性の背中に両手を回した。
イライさんの胸の中は、とても心地よくて、安心できた。
「っ…急にすまない。大丈夫かい？」
少しして、イライさんが、ゆっくりと離れてから言った。
瞳はすごく綺麗な青色なのに、顔が真っ赤で余裕がなさそうなイライさん。
「だ、大丈夫ですっ…！心地よかったです…！」
「ふっ……心地よかったってなんだい？」
「へ、え？あっ…そのままの意味で…す…」
「ふふ、そうか。」
イライさんは嬉しそうに笑った。
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あねも(プロフ) - 暇人114541号様、くんにちは！コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！イライくんカッコイイですよね^^* (2019年9月8日 17時) (
レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
暇人114541号 - くんにちは！最後まで読み切ってみて、むっちゃ最高でした！やっぱりイライさんを推すべきですね！ (2019年9月8日 17時) (レス) id: 0a8e8e110b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねも | 作成日時：2019年8月26日 23時
