【後日談��】-3 ページ20
＿＿パチパチパチ＿＿パチパチ＿＿パチパチパチパチ＿＿＿
大広間は、一瞬静寂に包まれたが、すぐに大きな拍手の音がそれをかき消した。
「A！最高なのー！」「やっぱり上手だわ！」「ずっと聞いていたいよ…」
などなど、Aは皆から賞賛されていた。
「行かなくていいのか〜？イライ。」
早く彼女の元へ早く行ってやれよと、ノートンが言ってきた。
「言われなくてももちろん、行くさ。」
僕はそう言って、未だに皆に囲まれているAの元へ向かった。
「あ！やっと本日の主役が来たなの！」
エマがそう言うと、皆が横にずれて、彼女の元へ続く一本の花道ができあがってしまった。
なんとも、恥ずかしい。
恥ずかしさをかき消して、彼女の前まで歩く。
今、小舞台に立っているAは僕と同じくらいの背で、近づきすぎると鼻と鼻がくっついてしまいそうだ。
「イライ、お誕生日おめでとう…！私の歌、どうだった…？」
首を傾げる仕草が可愛い。
「ありがとう、A。歌、とても良かったよ、素敵だった。」
そう言うと、彼女は嬉しそうに、満面の笑みを浮かべた。
「いいゾー！そのままキスしろー！」
「「ふぅ〜〜〜！」」
「お？お？お？」
周りのヤジがうるさい。
誰だ、ピアソンとナワーブらへんだな。
「うるさいぞ。」
僕は後ろも見ずにひと言そう言ってから、顔を真っ赤にしたAの肩を優しく抱き寄せ、頬にキスをして、言った。
「A、ありがとう。最高の誕生日だよ！」
【後日談�ぁ�-1 イライ・クラークの願望→←【後日談��】-2
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あねも(プロフ) - 暇人114541号様、くんにちは！コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！イライくんカッコイイですよね^^* (2019年9月8日 17時) (
レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
暇人114541号 - くんにちは！最後まで読み切ってみて、むっちゃ最高でした！やっぱりイライさんを推すべきですね！ (2019年9月8日 17時) (レス) id: 0a8e8e110b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねも | 作成日時：2019年8月26日 23時
