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それからしばらく彼は店に来なかった
お仕事が忙しいのだろうか。
まさかあの雨のせいで体調を崩したんじゃ...
いやいや、そんなことは....
『うーん...』
「どうしたんですか、
Aさんがそんな顔するの珍しいじゃないですか」
『あぁ大樹くん、いやあの...
最近顔見ない常連さんがいてね』
カウンターを拭いていた大樹くんの手が止まる
『大樹...くん?』
「えっ、あぁ、いやうち常連さん多いから
どの人の話してるのかなーって思って」
『そ、そうだよね。あははっ、ごめんねいきなり
忘れて今の話!あたしちょっとキッチン入るね!』
あー!もうなんなの、恥ずかしいいいーーー
気にしすぎだよねどうしちゃったの私
集中しなきゃ、お仕事だよお仕事お仕事...
「店長...Aさん、中村さんのこと...」
「あぁ、違うんだよ。思い出したわけじゃない
最近たまたま話す機会があっただけで
大樹、気にしすぎたらダメだよ。
お前はすぐ顔に出るんだから。」
「でも店長っ...」
「いいんだ。彼がそれでいいって言ってるんだから
僕らが口出しすることじゃないだろう?
ほら、お客様が呼んでるから行ってきなさい。」
「.............分かりました」
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はなちゃん(プロフ) - 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(;_;)是非中村さんちの倫也くんの声で脳内再生してみてください…!!!良かったらこれからも見てってください〜!! (2020年6月21日 20時) (レス) id: 8e7ec35261 (このIDを非表示/違反報告)
sho.kano0129(プロフ) - キュンキュンで胸が痛いです!! "俺に溺れてよ"とか言われてみたい!! (2020年6月21日 18時) (レス) id: 9f4af29832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなちゃん | 作成日時:2020年6月7日 3時